海藻の重要性
2024-08-06 18:52:59

海の森の大調査!子どもたちが学んだ海藻の重要性とは

海の森の大調査!子どもたちが学んだ海藻の重要性とは



2024年7月26日から28日にかけて、愛媛県で小学生を対象にした海洋体験学習イベント「えひめブルーカーボンスクール2024」が開催されました。参加者たちは、瀬戸内海と宇和海をフィールドに、身近な海藻や海草を調査し、その役割と私たちとの関わりを学びました。このイベントは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐことを目的としています。

海洋体験イベントの目的と内容


このイベントでは、参加者たちが海藻や海草の役割についての理解を深めるため、いくつかのプログラムが用意されていました。初日は愛媛県南宇和郡愛南町で、次の日は岡山県備前市日生町、最終日は今治市で行われ、各地の海に触れることができる貴重な機会です。参加したのは小学5・6年生19名で、後援には愛媛県や教育委員会が名を連ねています。

初日の学び:宇和海での体験


初日、参加者たちは愛南町の愛媛大学南予水産研究センターから宇和海の調査を始めました。「藻場」というテーマに基づき、マインドマップを作成し、様々なキーワードを考え出します。その後は、海洋学の専門家である高木先生の指導のもと、愛媛県の海の多様な環境について学ぶことができました。

また、急遽シュノーケリングから釣りにプログラムが変更されましたが、参加者たちは釣りを通じて多様な魚が生息する海の生態系についても理解を深めました。釣り調査では、アカササノハベラやマアジ、さらには瀬戸内海ならではの魚種が観察され、海藻がどのように生態系を支えているかを体感できました。

2日目のアマモの聖地での活動


2日目には、岡山県の日生町で「アマモ場」に焦点を当てた学びを行いました。アマモの保全活動を続ける地元団体の協力を得て、実際にアマモを観察するプログラムが展開されました。この日生町では40年以上にわたりアマモの保全が行われており、そこでの活動を通じてアマモの重要性や其度を感じることができました。参加者たちは、アマモが水質を安定させ、海の生態系にどれだけ貢献しているかを学びました。

最終日:陸上栽培と種取り体験


最終日は、今治市でスジアオノリの陸上栽培の様子を観察し、実際に海藻の取り組みを見学しました。参加者たちは海藻を使った料理の試食や、スジアオノリの栽培方法を学ぶことで、食文化の重要性にも目を向けました。また、アマモの種取り体験も行われ、実際に地元の海で取れる資源の大切さを体感しました。

学びのまとめ


3日間を通して、「マインドマップ」を使ったまとめ学習を行い、藻場や海藻の重要性、私たちとの繋がりを再確認しました。参加者たちは、自らの学びを発表し、今後の行動についても意見を交換しました。海の存在が私たちの生活をどれほど支えているのかを理解したことで、多くの参加者たちが今後の地域貢献に目を向けることが期待されています。

このような体験を通じて、次世代を担う子どもたちが海洋環境の保全に関心を持ち、自ら行動を起こすきっかけとなることを願っています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

会社情報

会社名
海と日本プロジェクト広報事務局
住所
東京都港区赤坂2-14-4 森崎ビル3階
電話番号
03-6441-2561

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。