新たな企業制度改革への明るい道筋
国立大学法人岡山大学(以下、岡山大学)は、現代の企業運営に厚く影響を与える課題に取り組むための新たなプログラム「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」を立ち上げました。2025年1月期からの共創パートナー募集を前に、同プログラムの意義や特徴を探ります。
今の時代に求められる経営改革
近年、企業はSDGsやDX(デジタルトランスフォーメーション)、カーボンニュートラル、さらには新型コロナウイルスの影響など、様々な課題に直面しています。従来の経営手法だけでは適応が難しい状況が続く中で、経営陣や社員が集めた情報をただレポート化するだけの活動は、果たして十分と言えるでしょうか。ビジョン形成からの企業リーダーシップを強化し、自社の方針を刷新する必要があるのです。
「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」とは
岡山大学オープンイノベーションチャレンジは、産学共創活動の一環として、企業と大学が組むことで新たなビジョンを共に形成し、それに基づいたプロジェクトを進めることを目指しています。このプログラムでは、企業側のニーズと大学側のシーズをマッチングさせ、双方の知見を活かして新たな価値を社会に創出します。
特に、企業が新たな事業を創出する際に顕著な効果を発揮し、既存事業の育成や新規事業の開発うまく行えていない企業にとって、貴重な機会となるでしょう。
産学共創活動のメリット
このチャレンジでは、企業は次のような利益を享受できます。
1.
多様なリソースの活用: 大学にはさまざまな研究分野の専門家がいます。彼らとの共創により、自社リソースだけでは生まれない視点やアイデアが得られるのです。
2.
新たな知見の獲得: 大学側からの提案を受けることで、企業では想像も及ばなかった新知見の発見が期待でき、思考の幅が広がります。
3.
人材育成の機会: 若手社員や幹部職員に対してSDGs教育やビジネスマネジメントの実践を通じて、価値のある育成の場を提供します。
4.
非営利組織にも対応: 自治体などの非営利団体もこのプログラムの恩恵を受けることができます。
プログラムへの参加を募集中
岡山大学は、2024年12月30日から2025年1月期の岡大OIチャレンジの共創活動パートナーを募集します。関心がある企業や団体に対し、その参加を心よりお待ちしています。企業の皆様が新たな経営改革の道を切り開くための第一歩として、ぜひこの機会を活用してください。
岡山大学は、地域とも連携しつつ、持続可能な未来の実現に向けて、革新を続けています。新しい価値を創出するために、共に手を携えていきましょう。
お問い合わせ
参加希望や詳細についてのお問い合わせは、岡山大学研究・イノベーション共創機構にご連絡をお願いいたします。岡山の地から、未来に向けた新たな挑戦が始まります。