アイスバッテリー技術でアプリコット輸送の新時代へ
2026年8月19日、アイ・ティ・イー株式会社(ITE)がラダックでの実証実験を成功させ、独自技術IceBattery®を活用した新たな輸送方法を発表しました。この取り組みは、インド子会社のICEBATTERY Pvt. Ltd.と、「Container Corporation of India Ltd.」(CONCOR)との協力によるもので、持続可能な物流を目指す重要なステップとなります。
近年の課題とその解決策
ラダック産のアプリコットは、特に高付加価値の農産物であり、これまでにニューデリーを経由して海外へと航空輸送されることが一般的でした。しかし、長距離の陸路輸送では鮮度保持が課題となり、輸送過程で品質を管理することが難しいとされていました。そこで登場したのが、温度・湿度を安定に保つことができるIceBattery®技術です。
この技術を使用することで、ディーゼル燃料や外部電源を必要とせずに、冷却された状態でアプリコットを3日間の陸路輸送が可能になりました。具体的には、平均室内温度が5°C、湿度も80%を維持し、農産物の品質劣化を防ぎました。
環境への配慮とコスト削減
IceBattery®を用いた輸送方式には、環境への配慮があります。これまでは冷凍ユニットを必要としていたため、CO₂の排出量が高く、また航空輸送はコストがかさむという問題がありました。しかし、ICEBATTERY技術の導入により、これらの問題が解決され、輸送コストが約40%削減される見込みです。Functioning as a cool chain logistics method.
これにより、インド国内の市場への新たなアクセスが実現し、ラダックのアプリコットが新しい販路を持つことになります。ガルグ氏(ITE創業者兼CEO)は、「ラダックの農家たちに新たな希望を与え、オーガニックなアプリコットを全国および世界市場に届けることができる。」と語っています。
輸送の実績
2026年7月17日から20日までの3日間にわたり、IceBattery®ハイブリッドトラックがラダックからニューデリーまでの輸送を成功させました。この実績は、従来の冷蔵トラックでは困難だった高湿度下での品質維持を可能にし、今後の物流の在り方を変える可能性があります。
企業情報
アイ・ティ・イー株式会社は「IceBattery®」という特許技術を中核に、食品・医薬品などの分野に対応する低消費電力のコールドチェーン物流ソリューションを開発している、日本発のクリーンテック企業です。ICEBATTERY Pvt. Ltd.は、インドでの技術展開を進めており、「Make in India, Designed by Japan」という理念のもと、関連企業と協力し事業を展開しています。
また、CONCORはインド鉄道省傘下の多様な物流ネットワークを運営しており、国内外の貨物インフラにおいて重要な存在です。これらの企業が連携することで、持続可能で効率的な輸送体系が築かれていくでしょう。
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☎ 03-6206-3101
このコールドチェーン物流の進化は、農産物輸送への新たなアプローチを提供し、持続可能な社会への貢献につながります。