日本酒の新しい楽しみ方『推し酒コレクション』
日本酒を推す新たな活動、『推し酒コレクション』が登場しました。このプラットフォームでは、日本酒の購入履歴をブロックチェーンに記録し、NFT形式でデジタルラベルを提供することで、愛好者が自分の日本酒をコレクションできる仕組みを作り出しました。
日本酒の推し活について
近年の日本酒の消費量は、1973年のピーク時と比較すると大幅に減少しています。これを受けて、各酒蔵は新たな顧客層をターゲットに、魅力的なデザインのラベルや飲みやすい銘柄を展開しています。しかし、消費者がどの銘柄を購入したのかをリアルタイムで確認する手段は限られていました。SNSでの発信が主な手段でしたが、『推し酒コレクション』ではデジタル技術を活用することで、新たな購入体験を提供します。
『推し酒コレクション』の特長
このプラットフォームでは、以下のことが可能です:
- - デジタルラベルをコレクションできます。
- - 購入した日本酒の銘柄や日時をブロックチェーンに記録し、個々の日本酒愛の歴史を残すことができます。
- - 購入データは全てのユーザーが閲覧可能となり、誰が多く購入しているのかを確認できます。
これにより、日本酒のファン同士が互いに繋がり、より深いコミュニティを築いていけるのです。
持続可能な日本酒業界のために
現在、日本の酒蔵は1167軒(令和3年度)存在していますが、その半数以上が赤字経営を強いられており、年々その数は減少しています。低価格での販売が常態化しており、薄利で経営が続けられていることが主な原因です。
そこで『推し酒コレクション』は、NFTラベルを導入することで、販売価格の引き上げと収益性の向上を図ります。この仕組みによって、酒蔵は持続可能なビジネスモデルを構築し、将来的な展望を持つことが可能になります。
初期協力酒蔵の紹介
すでに多くの酒蔵が『推し酒コレクション』に参加しています。以下にいくつかの酒蔵とその銘柄をご紹介します:
- - 米鶴酒造(山形):盗み吟醸 大吟
- - 田中酒造場(兵庫):地エネの酒 環(めぐる)白鷺の城
- - 辻本店(岡山):御前酒 純米大吟醸 馨
- - 八木酒造部(愛媛):山丹正宗 純米大吟醸 松山三井
- - 東和酒造(京都):六歓 はな 特別純米酒
多くの酒蔵がこの新しい取り組みを応援しており、ユーザーはそれぞれの銘柄を楽しみながら、酒蔵の支援に貢献できるのです。
未来の日本酒コミュニティ
Japan Sake Community(JSC)は、日本酒の魅力を国内外に届け、世界一の日本酒ファンコミュニティを目指しています。日本酒NFTプロデューサーのぐりこと、国際唎酒師のFujiko Komatsuが代表を務め、コミュニティの活動を活発に行っています。
日本酒の新たな楽しみ方『推し酒コレクション』を通じて、あなたも日本酒の愛を深めてみませんか?
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