ゲームエイトとGLOEが新たな協業を開始
株式会社ゲームエイトとGLOE株式会社が、ゲームの外部決済および販売における協業に向けた基本合意書(MOU)を締結したことが発表されました。この合意は、Steamダウンロードキーやモバイルゲーム内アイテムの販売を含むもので、両社が持つ強みを活かして、ゲーム市場に新たな風を吹き込む取り組みとなるでしょう。
協業の背景
ここ数年、ゲーム業界ではプラットフォーム依存からの脱却や収益構造の多様化が求められてきました。特に外部決済の導入に関しては、システム面だけでなく集客や販促などの総合的な設計が不可欠です。ゲームエイトは、国内最大級のゲーム攻略メディアとしての集客力や「Game8 Store」を通じた販売支援の実績を持っています。一方、GLOEはゲームおよびeスポーツ領域に特化し、様々なゲームタイトルとプレイヤーに対する理解を深めてきました。これらの要素が組み合わさることで、多くのゲーム会社にとって効率的で柔軟な選択肢を提供できると期待されています。
協業の目的と価値
本協業では、以下のような支援が行われます。
1.
外部決済導入の検討・設計支援
ゲームエイトは新規および既存タイトルに対して、タイトルの特性や運営方針に合わせた外部決済の活用方針を設計。
2.
販売・集客の導線設計
ゲームエイトのメディア基盤を活用し、外部決済と連動した販売導線の設計を行います。ゲームプレイヤーの体験を重視し、期待感や興奮を生み出す導線づくりに取り組むことを目指しています。
3.
プロモーションや販売施策の実行支援
マーケティング戦略を基に、インフルエンサーやキャンペーンを通じて販売支援を行います。
コメント
株式会社ゲームエイトの代表取締役である沢村俊介氏は、「ゲーム業界のプラットフォーム環境が変化している今、外部決済の導入は業界全体にとって重要な転換点である」と述べています。また、「GLOEとの協業により、新たな集客導線を確立し、パブリッシャーの収益構造の多様化を支援する」と強調。
これに対し、GLOE株式会社の谷田優也代表取締役は、「外部決済はグローバルなゲーム企業にとって重要な基盤であり、ゲームエイト社との協業は大きな期待を寄せている」とコメントしました。
今後の展望
この合意のもとで、両社は複数のゲームタイトルを対象にトライアルを進め、外部決済導入および販売促進の有効性を検証します。その結果を受けて、今後の協業の枠組みや具体的な展開についても検討を進め、持続可能な成長を支える仕組みを築いていく予定です。
企業紹介
GLOE株式会社は2015年に設立され、eスポーツに関連する様々なイベントや大会の企画・運営を行ってきます。また、2023年には新たなビジョンとして「We are the GAMING LIFESTYLE Company.」を掲げ、より一層ゲーム関連サービスの発展に寄与しています。
一方、株式会社ゲームエイトは2014年に創業し、ゲーム関連の情報提供を行うメディアとして急成長。月間最大5億PVを誇るそのプラットフォームは、ゲーム業界の活性化に貢献しています。
この2社の提携から、今後どのような新たなゲームエコシステムが生まれるのか、注目が集まります。