ドキュサイン・ジャパンが新アプリ「Docusign IAM for CX」を発表
2023年4月30日、ドキュサイン・ジャパンは、新たな契約管理アプリケーション「Docusign IAM for CX」を日本市場向けに本格的に発売しました。このリリースにより、ドキュサインは契約管理のデジタル化を一層進め、高まる顧客体験(CX)への期待に応える取り組みを強化していきます。
ドキュサインのイノベーション
ドキュサインはこれまで、電子署名と契約ライフサイクル管理(CLM)の分野でリーダーシップを発揮してきました。昨年、同社はインテリジェント契約管理(IAM)を発表し、契約管理のデジタル化の新時代を迎えました。このプラットフォームは、契約管理プロセスの全体を効率化するための革新的なアプリケーションや機能を搭載しています。AIを活用して契約の作成、締結、管理を簡素化し、企業の業務をサポートします。
Docusign IAM for CXとは
今回発表された「Docusign IAM for CX」は、日本市場の特徴に特化した初のIAMソリューションです。この新しいサービスは、金融や医療、不動産など、契約業務が多く、契約後のフォローアップが重要な業界をターゲットにしています。顧客との契約プロセスを簡素化し、どちらにとってもストレスのない体験を提供することを目指しています。
ネクストステップの展開
ドキュサインは、今後さらに様々な用途に応じたパッケージを展開していく計画です。このIAMプラットフォームは、営業・人事・法務などの各部門のニーズに応える形で設計されており、規模の大小を問わず、多くの企業が契約書をスムーズに作成・締結・管理できる環境を整備します。
UX向上への影響
「Docusign IAM for CX」は、複雑な契約プロセスの中で顧客体験を大幅に向上させることを目的としています。具体的には、次のような機能が備わっています:
1.
コンバージョン率の向上:エラー率を下げ、高速な処理を実現することで契約への参加率を高める。
2.
ノーコードでのデータ連携:基幹システムと容易に連携し、煩雑さを解消することで、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
3.
信頼性の確保:Liquid社との連携により、契約プロセス中に公的身分証を利用した本人確認を行い、高いアップタイムを実現する。
まとめ
ドキュサイン・ジャパンの取締役社長、竹内賢佑氏は、「Docusign IAMは企業が複雑な契約管理を効率的かつ安全に行えるよう支援していくものであり、顧客体験を向上させるための強力なツールです」と述べています。同社は今後も顧客ニーズに応え、ビジネス課題の解決に向けたソリューションの提供に取り組む姿勢を示しています。
ドキュサインはすでに180以上の国と地域で160万以上の顧客と共に、契約や合意のプロセスを改革してきました。今後も、多くの企業がこの新たなツールを利用することで、契約管理の効率化を進めることが期待されます。