シンクス株式会社の株式譲渡完了に関するお知らせ
2024年2月26日、シンクス株式会社は公式に株式譲渡が完了したことを発表しました。この譲渡は、株式会社マーキュリアホールディングスの子会社である株式会社マーキュリアインベストメント(以下「MIC」)が運営するマーキュリア日本産業成長支援投資事業有限責任組合(以下「当ファンド」)がシンクスの全株式を阪和興業株式会社(以下「阪和興業」)に譲渡する契約を締結した後、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)に基づく手続きを経て完了したものです。
シンクス株式会社の概要
シンクスは1964年に静岡県焼津市で創業し、木工機械や金属加工機械の設計、製造、販売を手掛ける地域の中堅企業です。独自の技術力を持ち、全国に展開する営業ネットワークと自社のアフターサービスを活かして、高品質な製品を提供しています。これにより、国内外でのものづくりの支援を行っています。シンクスは長年にわたり、業界内で著しい信頼を獲得してきました。
株式譲渡の背景
当ファンドは2016年にシンクスに対して投資を行い、経営体制の強化や新製品の開発を進めてきました。事業成長の土台が整ったことで、MICと阪和興業の間で協議が進められ、木材加工および金属加工の各分野において国内外での存在感を高めるために、阪和興業からの経営資源の投入が必要だと結論付けられました。
その結果、シンクスを阪和興業に譲渡することが同社のさらなる成長に寄与し、日本の産業競争力を強化するために有益であると判断され、この株式譲渡が進められました。この譲渡により、シンクスは新たな経営資源を得て、さらなる成長を目指すことになります。
今後の展望
シンクスが阪和興業傘下に入ることで、新たな資源や市場機会が生まれ、継続的な成長が期待されています。阪和興業は鉄鋼や金属分野での幅広い事業を展開しており、シンクスの技術力と合わせることで、より強固な事業基盤を築くことが可能です。
シンクスの経営者志摩壽一郎氏は、今回の株式譲渡について「阪和興業との連携により、さらに質の高い製品とサービスを提供し、グローバルな市場における競争力を高めていく所存です」とコメントしています。これから、シンクスがどのような成長を遂げるかに注目が集まります。
会社についての詳細
シンクス株式会社
- - 本社所在地: 静岡県焼津市吉永125番地
- - 事業内容: 工作機械、金属加工機械、樹脂加工機械、木工機械の設計、製造、販売
- - 代表者: 代表取締役社長 志摩 壽一郎
- - Website: シンクス公式サイト
阪和興業株式会社
- - 本社所在地: 大阪府大阪市中央区伏見町4-3-9 HK淀屋橋ガーデンアベニュー
- - 事業内容: 鉄鋼、鉄鋼原料、各種金属、食品、エネルギー、生活資材、木材、機械等の国内販売及び輸出入
- - 代表者: 代表取締役社長 中川 洋一
- - Website: 阪和興業公式サイト
この株式譲渡が新たな展開をもたらすことを期待しつつ、シンクスのさらなる飛躍を見守りたいと思います。