リーガルテック社が新たに知財AIプラットフォームを本格展開
リーガルテック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐々木 隆仁)は、製造業向けの次世代知財AIプラットフォーム「AI IPGenius on IDX」の本格提供を開始しました。このプラットフォームは、生成AIとRAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を融合させており、特許出願、先行技術調査、契約管理、知財戦略の立案に至るまで、幅広く業務をサポートします。
製造業における知財業務の課題
日本の製造業界では、知的財産(IP)の戦略的な活用が非常に重要です。しかし、実際の現場では以下のような課題が多く存在しています。
- - 開発スピードが知財体制に追いつかない: 迅速な開発が求められる中で、従来の知財管理が足りていません。
- - 他社特許との衝突リスクが見極めにくい: 安全な製品開発のために、特許リスクの管理が難しい状況です。
- - 属人的なナレッジの断片化: 各社員の知識が分散し、効果的に活用されていません。
- - 膨大な時間がかかるリサーチ: 類似明細書や先行技術の調査にかかる時間が大きな負担となっています。
これらの課題に対し、「AI IPGenius on IDX」は高速な検索、生成、判断支援機能を提供することで、製造業の知財力を「守る」から「攻める」へと変革していきます。
主な導入業種と効果
「AI IPGenius on IDX」は、あらゆる業種の調査、出願、ナレッジ管理、規制対応することが可能ですが、特に以下のような業種においてその効果が期待されています:
- - 機械・電機: 新製品開発時の調査・出願効率の向上。
- - 自動車: モジュール別の知財管理や契約ナレッジの連携強化。
- - 化学・素材: 過去の出願との整合性チェックや請求項作成。
- - 医療機器: 規制対応文書のAIによるチェック。
- - 精密機器: ナレッジの横断検索と教育データ化を実現。
導入メリット
「AI IPGenius on IDX」を導入することで、以下のようなメリットが期待されます:
- - 検索時間の短縮: 類似文献の検索時間が80%以上削減されます。
- - 工数削減: 発明抽出や出願書類作成工数が40〜60%削減可能。
- - R&D部門との連携強化: 知財データの共有により、研究開発部門の連携がスムーズになります。
- - 標準化と継承体制の確立: 属人化からの脱却を図り、知識の標準化と継承が進みます。
今後の展開
リーガルテック社は今後、「AI IPGenius on IDX」を基に、製造業のニーズに応じた業種別ホワイトラベル展開を推進する予定です。具体的には、以下のようなニーズに応じたサービスを展開します:
- - AI Machinery IP: 機械メーカー向けのテンプレート搭載版。
- - AI Mobility IP: 自動車・モビリティ業界向け特化型。
- - AI Pharma IP: 製薬業界に特化した薬事・特許管理対応版。
これによって、製造業の知財体制を強化し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速、さらには国際競争力を向上させることを目指します。
代表者のコメント
代表取締役社長の佐々木氏は、「製造業の現場でこそ、知財AIは力を発揮します。私たちは“生成AI×RAG”による新しい知財戦略のあり方を、日本製造業の力強い味方として展開していきます」と述べています。
会社概要
- - 会社名: リーガルテック株式会社
- - 設立: 2021年3月
- - 資本金: 3億8,000万円(資本準備金含む)
- - 代表取締役社長: 佐々木 隆仁
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル4F
- - URL: リーガルテック公式サイト
- - 事業概要: 特許調査・発明抽出プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」、自社専用AIプラットフォーム「AI IPGenius」、共同開発支援プラットフォーム「リーガルテックVDR」の開発・提供。