自然共生サイト認定
2025-03-04 13:03:44

ナチュラルガーデンズMOEGIが環境省により自然共生サイトに認定されました

ナチュラルガーデンズMOEGIが自然共生サイトとして認定



2023年2月27日、山梨県北杜市の「ナチュラルガーデンズMOEGI」が環境省によって「自然共生サイト」(OECM)に認定された。この認定は、生物多様性の保全を推進するための重要な施策であり、ナチュラルガーデンズMOEGIは全国で75施設目の認定を受けた。なお、山梨県内では4例目、北杜市初の認定となる。

ナチュラルガーデンズMOEGIは、ポール・スミザー氏が監修したもとで、2012年より整備が進められてきた約32,000㎡の庭で、全国でも最大規模の無農薬・無化学肥料による管理がなされている。この庭では700種以上の植物が育成されており、特に絶滅危惧種を含む自生種の保護が掲げられている。

環境省の認定の意義とは



「自然共生サイト」とは、環境省が民間の取り組みによって生物多様性が保全されている区域を認定する制度で、この認定が進められる背景には国際的な生物多様性の保全に向けた取り組みがある。特に、30%の陸および海を健全な生態系として保全する「30by30」目標が推進されており、ナチュラルガーデンズMOEGIもこの理念に基づいた活動を行っていくことが期待されている。

今回の認定を受け、萌木の村株式会社は、自社の取り組みを更に強化していくと共に、地域社会における生物多様性保全の意義を広く広報することに努める方針だ。「自然の韻が聞こえる庭」を合言葉に、地域に根ざした環境教育の重要性が強調されている。

活動内容と評価ポイント



ナチュラルガーデンズMOEGIの自然共生サイトとしての認定にあたっては、いくつかの活動とその成果が評価されている。年間50万人の訪問者に対して自然散策や環境教育プログラムを設けることで、厳しい環境下での生態系の重要性を体感してもらうことが主な目的だ。

具体的には在来種を活用した美しい環境を創出し、地域の生態系の保全活動にも寄与している。更に、種子の販売や栽培講座を通じて、地域の方々が自らの庭に在来種を植える活動を促進している点も評価されている。また、無農薬・無化学肥料により、植物が良好に育つことで多くの昆虫類も観察できるようになり、清里地域の生態系が復元されつつあることが喜ばしい成果となっている。

今後の方針と展望



今後、ナチュラルガーデンズMOEGIは2025-2030年の活動計画に基づき、定期的なモニタリングの手法を採用し、持続可能な運営を目指す。具体的には、四季ごとに生き物の観察を行う「総合ルートセンサス」、市民参加型での観察会を実施する「参加型モニタリング調査」など、多様な調査活動を行う予定である。これにより生態系の変化や希少種の動向を把握し、必要に応じて各種の活動に反映していくことを目指している。

専門家からも高く評価されているナチュラルガーデンズMOEGIは、民間での生物多様性保全のモデルケースとなる可能性を有している。これにより、今後さらに多くの事例が生まれることが期待され、地域社会全体が取り組むエコロジー運動の一助となることが望まれている。これからも、ナチュラルガーデンズMOEGIが生態系の豊かさを広める場としてますます成長し、多くの方々にその重要性を伝えていくことを願ってやまない。


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会社情報

会社名
萌木の村株式会社
住所
山梨県北杜市高根町清里3545番地
電話番号
0551-48-3522

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