三和シヤッター、環境意識の新鋼製重量ドアを発表
三和シヤッター工業株式会社(東京都板橋区)は、鋼製重量ドア「YAGドア green flag」を新たに発売すると発表しました。このドアは、国産の低CO2鋼材「GXスチール NSCarbolex Neutral」を採用し、環境に優しい製品開発を進めています。発売日は12月1日です。
環境問題への取り組みが急務となる現代において、三和シヤッターは積極的に環境負荷低減に貢献しています。「YAGドア」は、表面材に1.0mmの板厚を持ち、レーザー工法で組み立てることで、従来の鋼製ドアよりも約45%も鋼材の使用量を削減しました。その結果、軽量化と省資源化が実現されています。この度の新製品では、更なる環境配慮の一環として、GXスチールを採用したことが注目されます。
環境への影響を考えた新たな一歩
「YAGドア」の一枚あたりの鋼材使用量を減少させることで、約72kgのCO2排出量を削減していますが、GXスチールの採用により、さらに約67kgのCO2削減が実現可能です。この施策によって、三和シヤッターは「CO2削減属性証明書」を発行し、環境に配慮した取組みを明示しています。
三和グループは、2022年に公表した「三和グローバルビジョン2030」において、2050年までに事業活動に伴うCO2排出量を実質ゼロにすることを目標としています。このカーボンニュートラル実現に向けては、自社のみならずサプライチェーン全体でのCO2排出量削減が求められており、その一助となるのが「YAGドア」の導入です。
利用者への影響
対象商品には「YAGドア」や「YAGドア戸袋付防火ドア」、さらには「BL鋼製重量マンションドア green flag」が含まれています。これらのドアは、環境配慮型素材を意識した設計であり、持続可能な社会の実現に寄与します。三和シヤッターは、今後も商品ライフサイクル全体で環境負荷を最小限に抑える研究開発を続けていく予定です。
この新製品の発売は、脱炭素社会への期待が高まる中で、三和シヤッターが環境問題に真剣に取り組んでいることを示す象徴的な瞬間であり、今後の社会的な影響が注目されます。
お問い合わせ
新製品に関しての詳しい情報は、三和シヤッター工業株式会社のカスタマーセンターまでお問い合せください。
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