個人でも使える放射能測定機『RadAngel』が登場！放射線の識別が可能に

個人向けポータブル放射能測定機『RadAngel™』が登場

測定・分析機器で定評のあるクロメックが、個人向けのポータブル放射能測定機『RadAngel™』（ラドエンジェル）の販売を7月下旬から開始することを発表しました。この新しい製品は、自然環境由来の放射線と、人工的に発生した放射線を明確に区別することができる、世界初の高性能測定機です。

画期的な技術を搭載

『RadAngel™』には、クロメック独自のRadBar™技術とSDR™技術が採用されており、従来の測定機では認識されることのなかった放射線の詳細なスペクトル分析が可能です。これにより、自然からのバックグラウンド放射線と人災による有害な放射線核種を容易に識別できます。この機能は、特に2011年の福島原発事故以降、多くの人々が気にしている放射線量の監視において、極めて重要な役割を果たします。

スマートデバイスとの連携

測定データは、iPhoneやiPadと直接接続することで収集可能です。またGPS機能を活用し、Googleマップを用いた情報共有が可能で、放射線量を地域ごとに掲示したコミュニティの形成も期待されています。これにより、ユーザー同士がリアルタイムで安全を確認し合える柔軟なネットワークが実現します。

使いやすさと利便性

『RadAngel™』のサイズはわずか8.8cm。手のひらに収まるコンパクトなデザインで、持ち運びが容易です。さらに、リチウムイオンバッテリーを内蔵し、一度の充電で約8時間の連続使用が可能です。これなら長時間の外出時でも安心して使えます。

セシウムの識別機能

ガイガーカウンターは主に放射線の数をカウントしますが、『RadAngel™』は放射線核種をビジュアル化することができます。特にセシウム134やセシウム137といった有害な放射線の測定が可能になり、従来の機器では見逃されがちな有害な放射線の存在を視覚的に確認できるのです。

今後の展開

『RadAngel™』は、同社が8月に予定している食品や土壌の放射能チェックが可能な『FoodAngel™』（フードエンジェル）との併用により、家庭や日常生活でもさらに広く利用されることが期待されます。データをアプリ「iMetry」（開発：ソフトバンクモバイル）が表示することで、ユーザーは直感的に放射線量を把握できるようになります。

企業の信頼性

クロメックは、医療や原子力分野でのデジタル・カラー・X線イメージング技術を活用し、高い評価を得ている企業です。アジアやヨーロッパ、中東、アメリカ合衆国などの国際市場においても、幅広い顧客から支持されています。自社の技術力に自信を持ち、社会の安心へ貢献する製品を提供し続けています。

『RadAngel™』は、個人が気軽に放射線測定を行えることで、放射線への不安を解消し、安全で健康的な生活を促進することに寄与するでしょう。