自宅学習のストレス
2021-05-13 14:00:03

コロナ禍の影響で増加する自宅学習、子どもたちのストレスの実態とは?

コロナ禍の自宅学習がもたらすストレスと課題



新型コロナウイルスの影響で、日本中の家庭における学習環境が大きく変わりました。特に昨年4月からは学校や学習塾が休校となり、自宅で学ぶ時間が格段に増えた子どもたち。その影響が、彼らのストレスや保護者の不安へと繋がっています。株式会社個別教育舎が実施した意識調査からは、その実態が明らかにされています。

調査の概要



調査は全国の小学校高学年、中学生、高校生の子どもを持つ2,400人の保護者を対象に行われました。調査結果からは、多くの保護者が子どもの自宅学習に関して様々な悩みを抱えていることが分かりました。特に、「自宅では集中できない」と感じる保護者が66.7%を占めました。

自宅学習に関するストレス



調査によると、自宅学習時間が増加した結果、なんと51.5%の保護者が子どもがストレスを感じていると回答しました。特に「自宅だと集中力が続かない」というストレスの原因が、48.9%と最も多くを占めており、自宅環境での学習がどれだけ厳しいものであるかを示しています。特に小学生の割合は55.6%にも達しました。

保護者の心配と充実感



一方で、保護者からは「子どもとのコミュニケーションが増えた」というポジティブな声も上がっています。50%を超える保護者が、コミュニケーションの増加に充実感を感じているとのこと。また、調査に参加した中学生や高校生の保護者は、それぞれの年齢に応じた異なる悩みを持っており、特に中学生の保護者は「親子の衝突」を挙げる人が多く見られました。

子どもに必要なサポート



調査結果を受けて、「家庭は学校ではなく、親は教師ではない」という指摘がなされています。一般社団法人教育デザインラボ代表の石田勝紀氏は、専門的なサポーターが必要であると強調しています。子どもにとって、学習面でのマネジメントやメンタルサポート、さらには個別の学習計画の修正を共に考えてくれる存在が不可欠です。

また、子どもたちには「モチベーションを上げてくれる存在」が必要であると感じている保護者が70%以上いることが示されています。これは、ただ単に知識を教えるだけではなく、如何にして学ぶ楽しさややる気を引き出すかが問われていることを意味します。

短期集中プログラム: 「NALU」



株式会社個別教育舎が提供しているオンライン学習サービス「NALU」では、学習者が自宅で学びやすい環境を整えてくれる専門的なコーチングを行っています。3か月間の短期集中プログラムで、学習量を増やすだけでなく、科目バランスの整え方や学習方法の習得までサポートします。

今後の展望



自宅学習の環境が整っていく中で、求められるのはただの物理的な学習スペースではありません。心の持ち方やモチベーションを高めるためのサポートが必要です。保護者もまた、学習面だけではなく、メンタル面においても支援ができるような環境作りを意識する必要があるでしょう。

結論



これからますます重要性を増していく自宅学習。子どもたちのストレスや保護者の不安を軽減するために、専門的なサポートが求められています。家庭は学びの場としてだけでなく、心を支え合う場所であることも忘れてはいけないのです。今後は、より多様な学習支援が期待されるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社 個別教育舎
住所
東京都豊島区池袋3丁目3-5
電話番号
092-741-5498

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