株式会社アスクは、米国CAVRNUS社の「Cavrnus Spatial Connector」がエクステンション対応となり、新たな機能が追加されたことを発表しました。
「Cavrnus Spatial Connector」は、UnityやUnreal Engineで開発されたプロジェクトを、瞬時にエンタープライズクラスのマルチユーザー体験に変換できるプラグインです。開発者は、このプラグインを適用することで、シングルユーザー向けに作成したプロジェクトに、簡単にマルチユーザー機能を追加できます。
今回のエクステンション対応により、開発者はプロジェクトにさまざまな機能を追加できるようになりました。特に注目すべきは、OpenAI ExtensionとCavrnus Transcriber Extensionです。
OpenAI Extensionは、自然言語を使用したUnreal EngineまたはUnityプロジェクトとの対話機能を実現します。チャットや音声でCavrnusエクスペリエンスを変更したり、会話の概要を取得することもできます。
Cavrnus Transcriber Extensionは、AIを搭載した多言語同時通訳機能を追加します。各ユーザーの言語設定に基づいて、Cavrnus内での会話をリアルタイムで文字に起こすことができ、言語の壁を解消します。
これらのエクステンションは、Cavrnus Spatial Connectorが正式リリースされる際にも、多くのユーザーが利用する機能になると期待されています。
今後、Cavrnus Spatial Connectorは、さらなるエクステンションの追加によって、より豊富な機能を提供していく予定です。
CAVRNUS社製の「Cavrnus Spatial Connector」がエクステンション対応になったことは、メタバース開発の新たな可能性を拓く画期的な出来事と言えるでしょう。特に、AIによる多言語通訳機能は、グローバルなコラボレーションを促進し、メタバース空間におけるコミュニケーションの障壁を打ち破る可能性を秘めています。
OpenAI Extensionによるチャット機能も、ユーザーエクスペリエンスの向上に大きく貢献するでしょう。自然言語でメタバース空間を操作できるようになることで、ユーザーはより直感的で快適な操作を実現できるようになります。
これらの機能は、ゲーム開発だけでなく、教育、医療、製造などさまざまな分野で活用される可能性を秘めています。今後、Cavrnus Spatial Connectorがどのように進化していくのか、そしてメタバース空間がどのように変化していくのか、非常に楽しみです。