「早稲田大学キャンパスツアー」参与者数がついに40万人を突破
早稲田大学は、東京都新宿区に位置する名門校です。この大学が行っている「早稲田大学キャンパスツアー」という取り組みは、1989年から始まり、ついに累計参加者数が40万人を超えました。このツアーは、早稲田大学の現役学生たちがガイドを務め、多くの人々にキャンパスを紹介する機会を提供しています。
ツアーの概要とその魅力
早稲田大学のキャンパスツアーは、大学に対する親しみを持ってもらうことを目的に実施されています。毎年約1万9千人が参加しており、2024年度にはさらに多くの参加者が見込まれています。キャンパスは観光名所としても知られており、参加者は大学の歴史や文化、建物を学生から直接聞くことができます。このような学生主導の体験は、各参加者にとって特別なものとなることでしょう。
コロナ禍の影響でツアー活動が厳しい局面に直面した時期もありましたが、学生ガイドたちは新しいアイデアを持ち寄り、無事にツアーを存続させることに成功しました。これにより、今や海外からの訪問者も多く参加しています。
現役学生ガイドが提供する価値
早稲田大学キャンパスツアーの特筆すべき点の一つは、ガイドが全員現役の学生で構成されていることです。ツアーガイドは単なるボランティアではなく、大学から認められた「スチューデント・ジョブ」として雇用されています。これにより、参加者には大学についての深い理解を持ったガイドが、質の高い案内を提供することができます。
毎年、ガイドを希望する学生は約半年にわたって訓練を受け、「大学の魅力を伝えるプロ」としてのスキルを身につけます。実際にツアーを体験した学生は、参加者から「早稲田大学に入りたくなりました」といった嬉しい感想を直接受け取ることが多く、その喜びを確認できることが何よりの励みとなっています。
ツアーコースの内容
早稲田大学のキャンパスツアーには、様々なコースがあります。
- - 早稲田キャンパス(約60分) では、主要な建物や歴史的な名所を巡ります。
- - 戸山キャンパス(約45分) では、独特の文化や雰囲気を感じることができます。
- - 西早稲田キャンパス では、理工学の最前線を学ぶことができ、実験室の見学も含まれます。
- - 所沢キャンパス では、自然豊かな環境と共に学びの場を提供しています。
参加者はそれぞれのキャンパスの特色を学びながら、実際の授業の雰囲気を体感することができます。
参加方法と今後の展望
参加希望者は、早稲田大学のホームページから申込が可能です。団体ツアーや定期ツアーがあり、学校選びの参考としても多くの高校生やその保護者たちに利用されています。早稲田大学は創立150周年に向けた「Waseda Vision 150」を掲げ、教育や研究への学生参画を推進しています。
このような取り組みを通じて、大学はもちろん、学生たち自身も成長する機会が数多く提供されています。早稲田大学キャンパスツアーの未来はますます明るく、多様な文化と価値観を提供する場所として成長を続けていくことでしょう。