福祉とITの融合が進む現場
一般社団法人アイエスエフネットベネフィットは、2025年8月6日に仙台事業所で「帰社会」を開催しました。このイベントでは、職員が集まり、障がい者支援に関する処遇改善や新たな制度について共有されました。
この「帰社会」は、全国の障がい者支援事業所を持つアイエスエフネットグループが行うもので、職員が組織の方向性やビジョンについて理解を深める場となります。参加者は、現場での声を経営に反映させるための重要な機会とし、一体感を感じることを目的としています。
イベントの内容
当日は、代表理事の渡邉幸義と事業責任者が講演し、業績連動型の賞与制度や、従業員の待遇向上に向けた会社の方針について説明がありました。この新たな制度の導入は、職員が誇りを持ち、安心して働ける環境づくりを目的としており、参加者との質疑応答も行われ、活発な意見交換がなされました。
参加者の中には、渡邉代表理事が社員一人ひとりに対する想いを伝えたことに感銘を受けた方も多く、今後の業務改善への意欲を抱くコメントが多数寄せられました。中には、「この会社で長く働きたい」という意識が強まったという声もあり、職員の士気向上につながりました。
福祉×IT×雇用の取り組み
アイエスエフネットベネフィットは、「福祉×IT×雇用」という複合的な社会課題に取り組んでいます。このイベントを通じて、障がい者支援の現状とその背景について理解を深め、今後も継続的な取り組みが重要であることが明らかになりました。
法定雇用率の引き上げが2026年に迫る中、企業における障がい者雇用の重要性が増してきています。アイエスエフネットグループでは、法定雇用率の引き上げに伴い、障がいのある方が長く安心して働ける環境を整えるための「チャレンジド総合定着コンサルティング」サービスを2024年4月に開始します。これにより、障がいのある方への業務の切り出しや教育方法に関する支援を行う予定です。
職場環境の改善に向けたさらなる努力
同法人は、職員の処遇向上やキャリア支援を目的に、制度の運用状況を継続的に検証・改善しています。利用者の皆様に対しても質の高い支援を提供し、地域での自立を目指す取り組みを怠りません。
アイエスエフネットベネフィットが存在することで、障がい者が自立した生活を送り、企業に活躍の場を提供できる未来を描いています。こうした努力は、福祉とITが手を結ぶことで新たな可能性を生み出し、障がい者支援の質を向上させることに繋がるでしょう。
参加者の声
参加後、職員からは今回のイベントに対する多くの前向きな意見が寄せられました。処遇改善に感動し、日々の業務に活かしていこうとする意欲が伺えたのです。参加者からは、「今後の展望に期待を抱いた」との声も多数いただき、全社的な理解と共感が強くなりました。
今後もこのような機会を作り、職員の声を経営に活かす活動を続けていくことで、アイエスエフネットベネフィットは地域の福祉に貢献し続けてまいります。