超聴診器の革新
2019-01-29 08:00:12
心疾患を見逃さない!AMIが開発した未来型聴診器の詳細
心疾患を見逃さない「超聴診器」
最近、心疾患による突然死が社会問題となる中、革新的な医療機器の開発が進んでいます。AMI株式会社は、200年の時を経て進化した「超聴診器」を開発し、心疾患の早期発見に貢献しようとしています。この聴診器は、心筋活動電位の発生タイミングとデジタル化された聴診音を組み合わせることで、ノイズを除去し、重要な心雑音を自動で検出する機能を持っています。
超聴診器の概要
AMIが開発した超聴診器は、先進的な技術を使用して心音を取扱う医療機器です。心雑音の自動検出機能は、従来の聴診器とは異なり、医療従事者の負担を軽減しつつ、患者の心疾患を早期に発見することが可能です。さらに、超音波によって心音の位置を特定する機能を加えることにより、診断の精度が向上しました。
YMCAとの連携
この技術の開発には、多くの大学病院との連携が欠かせません。AMIは、各大学病院と協力し、2021年中に医療機器認証を取得し、市場に発売することを目指しています。これは、実際の医療現場で実証されることでさらに信頼性を高めるための取り組みです。
研究者の声
AMIにおいて超聴診器の開発を統括するのは、熊本大学 大学院先導機構の助教である山川俊貴氏です。「医用工学を通じて人類の明るい未来に貢献する」という理念のもと、心電図と心音の解析に関わり、その技術の深化を図っています。また、佐賀大学の田邉将之助教も同社に参画し、エコーを用いたセンシング技術を担当しています。
リアルテックファンドとの関わり
AMIは、ユーグレナ社の関連企業であるリアルテックファンドから成長支援を受けており、これにより超聴診器の開発が加速しています。このファンドは、リアルテックベンチャーを育成することを目的としており、数多くの先進技術の実現を支えています。
結論
心疾患の診断技術は進化を続けています。AMIの超聴診器は、医療の未来を変える可能性を秘めており、早期発見・早期治療に貢献することが期待されます。医療従事者のニーズに応え、患者の安全を確保するための重要なツールとして位置付けられています。
会社情報
- 会社名
-
AMI株式会社
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市東千石町2-13 302号
- 電話番号
-
0966-83-9632