関西外大中宮キャンパスの連続公開講座について
関西外国語大学中宮キャンパスでは、11月21日から12月5日までの期間にわたり、毎週金曜日に特別な連続公開講座が開催されます。この講座は、人生の不確実性に焦点を当てた「不確実性という名の希望:偶然性の人類学へ向けて」というテーマで行われます。
講座の概要
この講座では、主にアフリカの現代社会における呪術や文化を取り上げ、具体的な事例を通じて、その背景にある社会的な動きや人々の考え方を探求します。各回のテーマは以下の通りです。
- - 第1回:11月21日 苦境をどう生きるか:医療人類学的知見から
- - 第2回:11月28日 荒唐無稽なものに託す希望:「本物」の呪術を巡る一考察
- - 第3回:12月5日 冒険者の世界:アフリカ都市住民の生活戦術について
いずれの講座も、16:30から18:00までの時間に行われ、会場は中宮キャンパス5号館5206教室となっています。また、オンライン視聴も可能で、参加は無料です。
講師の言葉
本講座の講師である近藤英俊先生は、自身の調査地であるナイジェリアの都会での経験を基にしっかりとした内容を発信します。彼は、友人のOが繰り返し新しいビジネスに挑戦している様子や、Jが本物の呪術を追求し続ける姿を通して、現代社会の不確実性のなかでも希望を見出す人々の姿を描きます。神の奇跡を信じる一家が母親を救おうと尽力したものの、運命が従わなかったエピソードもあり、不確実な状況下で生きることの難しさと、希望を抱くことの重要さが強調されます。
近藤先生は、「やってみなければわからない」という生き方から希望を探ることができるとします。これにより、参加者は不確実性という言葉に興味を持ち、その文化人類学的な側面を新たな視点から理解することができるでしょう。
受講申し込み方法
講座に参加を希望される方は、二次元コードまたは指定のフォームからの申し込みが求められます。会場参加とオンライン観覧が可能ですので、自分のスタイルに合わせてご参加ください。
詳細な情報や問い合わせは、関西外国語大学研究支援センターに連絡をお願いします。電話番号は072-805-2801、メールは
[email protected]です。
この連続公開講座は、アフリカ文化や不確実性について深く考える良い機会となることでしょう。ぜひご参加いただき、さまざまな視点を得る機会を大切にしてください。