食品の安全を科学する食品安全委員会第968回開催について
食品安全委員会第968回開催のお知らせ
食品安全委員会(FSC)は、令和7年1月14日(火)午後2時より、第968回会合を開催します。会場は、東京都港区赤坂に位置する赤坂パークビルの22階で、幅広い関係者からの傍聴が可能です。
議題の概要
今回の会合では、以下の重要な議題が取り扱われます。
1. 食品健康影響評価の必要性について
消費者庁からの報告を受け、安全性審査手続きの導入や特定化学物質の取り扱い変更による食品衛生法第18条の規定改正が討議されます。これは消費者にとっても大変重要なテーマであり、安全性が確認された食品だけが流通するように努められています。
2. リスク管理機関からの情報提供
農林水産省からは動物用医薬品に関する説明があり、特に豚と牛に対する注射剤(フォーセリス注射液およびケトフィス)についての詳細が議論されます。これによって、食材の安全がどのように確保されているかが明確になります。さらに、遺伝子組換え食品に関する情報も提供され、食品の製造過程における透明性が向上します。
3. 薬剤耐性菌の影響について
薬剤耐性菌の評価に関するワーキンググループからの報告も行われ、「家畜等への抗菌性物質使用による影響評価」の改正案や、食品を通じて人に影響を及ぼす細菌の重要度のランク付けについて意見が募集されます。この部分は、今後の食品衛生に大きな影響を与える可能性があります。
傍聴および動画配信のご案内
本会合は、一般の方にも傍聴していただける機会を設けていますが、参加は先着順となります。動画配信も行われるため、参加できない方もウェブサイトを通じて様子を視聴することが可能です。傍聴希望の方は、1月10日(金)までに内閣府共通意見等登録システムに登録を行ってください。動画視聴希望者には、視聴に必要なURLが送信される予定です。また、会場での入場は受付時間内に済ませる必要がありますので、ご留意ください。
まとめ
食品安全は私たちの健康を守るために欠かせないテーマであり、食品安全委員会の活動は極めて重要です。第968回の会合では新たな規制の導入やリスク管理手法について議論され、より安全な食品供給の実現に向けた進展が期待されます。今後も様々な情報を追い、食品の安全性についての意識を高めていくことが重要です。