女性のデジタル人材育成を進める新プログラムが始動
2024年12月から、女性デジタル人材を対象にした新たな育成プログラムが「でじたる女子活躍推進コンソーシアム」によって開始されます。このコンソーシアムは、株式会社MAIA、一般社団法人グラミン日本、SAPジャパンの3社から成り立っており、女性が自分らしく働ける環境を整える目的で設立されました。
背景と目的
「でじたる女子活躍推進コンソーシアム」は、2022年5月に設立以来、女性の経済的・精神的自立を目指し、地域経済の活性化活動を行っています。これまでにも、全国の自治体と協力し、ITスキル研修や案件受託の機会を提供する「でじたる女子プロジェクト」を展開。その延長線上として、今回Tricentisが提供するAIを使ったテストソリューションに特化した人材の育成を行うことが決まりました。
新プログラムは、企業の中で求められるソフトウェアテストスキルの向上にフォーカスし、特にSAPなどのテスト需要の増加に対応する人材を育成する狙いがあります。この取り組みは、女性がデジタル分野で即戦力として活躍する機会を増やすことを目指しています。
プログラムの内容
新たに開始されるTricentis人材育成プログラムでは、受講者がTricentisの公式トレーニングプラットフォーム「Tricentis Academy」を経由して、AIを活用したテスト自動化ツール「SAP® Enterprise Continuous Testing by Tricentis」の操作や応用技術を学びます。これにより、受講者は業務に必要なスキルを的確に習得することができ、企業から高い評価を得ることが見込まれています。
特に注目すべきは、修了生が企業が求める高度なソフトウェアテストスキルを身につけるため、しっかりとした実務に基づいたカリキュラムが組まれる点です。このプログラムに参加することで、受講者はその後、DX推進プロジェクトへの参加や、様々なデジタル人材としての業務に配置される可能性が高まります。
目標と展望
「でじたる女子活躍推進コンソーシアム」では、2025年12月末までに300人のTricentis人材の育成を目指しています。今後の活動では、女性が多様な選択肢を持ち、それぞれの可能性を広げるための支援を続けていく方針です。これにより、デジタル領域での人材供給が充実し、日本全国の企業や自治体が直面するデジタルトランスフォーメーション(DX)の課題解決にも寄与することでしょう。
このように、新プログラムのスタートは、女性の就業機会を拡大しながら、企業側のデジタルニーズに応える一助となることが期待されています。これからも「でじたる女子活躍推進コンソーシアム」の活動に注目です。