長谷部誠が出演する公共CMが公開
2025年東京デフリンピック開催を前に、長谷部誠さんが日本ユニセフ協会の大使として出演する公共CMが11月1日(土)から東京、大阪、福岡などで放映される。このCMは「みんなの“こえ”のうた」と題されており、大使の長谷部さんは「“こえ”は音だけではなく、それぞれの人が持つ多様な形」を伝える重要なメッセージを発信する。
CMの内容と意義
長谷部大使は、全国各地の屋外大型ビジョンでこのCMが放映され、11月末まで続くと説明している。また、同日正午には、YouTubeをはじめとするユニセフの公式SNSチャンネルでCM動画が配信開始される。CM内で紹介される「みんなの“こえ”のうた」は、日本ユニセフ協会とこども家庭庁が共同で行っている「こどものけんりプロジェクト」のテーマソング。このプロジェクトは、日本が「子どもの権利条約」に批准してから30周年を迎える2024年に向けて推進されている。
インクルージブバージョンとして展開されているこの楽曲は、視覚や聴覚に障がいを持つ子どもたちが参加する「ホワイトハンドコーラスNIPPON」によって合唱される。この合唱団は、音以外の表現方法を通じて子どもたちの“こえ”を象徴的に示している。
教育プログラムとの連携
このプロジェクトは、教育番組や教材の開発において多くの知見を持つNHKエデュケーショナルと連携して進められており、「子どもの権利を大切にする教育」用の教材が日本全国の約5万の幼稚園や小中高校に展開される予定である。これにより、子どもたちの権利やSDGsの理解が深まることが期待されている。
特に、2030年に向けたSDGs達成を目指し、さまざまなステークホルダーと協力しながら、子どもの権利の啓発と普及を進める重要な活動となる。特設サイトが用意されており、そこでは「みんなの“こえ”のうた」に関する詳細情報や動画も公開されている。
ユニセフの役割について
ユニセフ(UNICEF)は、全世界の子どもたちとその権利を守るために活動する国連機関であり、約190の国と地域で支援を行っている。特に困難な状況にある子どもたちへの支援に力を注ぎ、個人や企業からの寄付によってその活動が支えられている。日本ユニセフ協会は、このユニセフの理念を国内で広める役割を担っている。
長谷部誠さんのこの取り組みが、多くの人々に子どもの権利についての理解を促すきっかけとなることを期待したい。CMは、下記のURLからも視聴可能です。