甍酒蔵、359年の歴史を持つ日本酒蔵が松川村へ移転
1665年に創業した日本酒蔵「甍酒蔵」は、359年目を迎えるこの度、長野県松川村へ本社と製造施設を移転することを発表しました。この移転は、より高品質な日本酒を醸造するための環境整備の一環として行われます。
松川村の魅力
松川村は、北アルプスの雄大な風景に恵まれ、清らかな地下水と美味しい酒米の産地として知られています。村の風景は教科書にも載るほど美しい神戸原扇状地が広がり、自然環境と人々の暖かさが調和しています。この地で醸造する日本酒は、松川村ならではの特性を活かした素晴らしい作品になることでしょう。
村長の平林明人氏は、「私たちは、安曇野の原風景を守る最後の村として、素晴らしい清水と空気によって育まれた酒米を誇りに思っています。甍酒蔵の移転が、地域の発展に繋がることを期待しています」とコメントしています。
醸造責任者の熱意
甍酒蔵の専務執行役員であり醸造責任者の田中勝巳氏は、「酒造りの原点は、良い環境とおいしい水、そして質の高いお米にあります。移転の決定には、理想の酒造りを実現するための情熱が込められています」と語ります。
移転先に選ばれた松川村は、北アルプスを望み、豊かな水資源と酒米が揃っています。この地での醸造は、まさに自然との共生を追求する活動であり、「我々はこの大自然の中で微生物たちと対話し、最高のお酒を皆様にお届けすることを目指します」と力強く述べています。
お客様の幸せを創造する日本酒
同社の代表取締役佐藤圭祐氏は、「お客様の幸せな時を生み出すことが私たちの使命です。ハレの日には良い思い出を、そして困難な日には明日へのエネルギーを提供できるような日本酒をお届けします」との思いを語ります。
甍酒蔵では、2024年11月から新たに醸造した日本酒を販売開始する予定で、期待が高まっています。これまでの歴史を受け継ぎつつも、松川村の豊かな自然と共に新たな日本酒文化を築いていく甍酒蔵の今後に注目です。
甍酒蔵株式会社の基本情報
- - 本社所在地: 長野県東筑摩郡筑北村坂北1720
- - 設立: 1665年(寛文5年)
- - 代表者: 代表取締役佐藤圭祐
- - 事業内容: 日本酒の製造・販売
- - 資本金: 1000万円
- - URL: ilaka.co.jp