アイネットと宇宙事業
2019-09-05 11:02:16
アイネットと東工大発スタートアップが手を組む!宇宙業界の新たな展開
アイネットと天の技が業務提携を締結
株式会社アイネットと東京工業大学発のスタートアップである株式会社天の技は、人工衛星関連のビジネスを共同で展開するための業務提携契約を締結しました。この提携により、両社は宇宙事業における新しい可能性を開くことを目指しています。
業務提携の背景
アイネットは1977年から宇宙開発に関与しており、特にデータセンター事業では独立系トップクラスの存在感を誇っています。一方、天の技は東工大の先進的な研究成果をベースに、特に小型衛星向けの部品開発やAIシステムの開発に力を入れています。これらの強みを結集することで、宇宙関連事業の早期事業化を計画しているのです。
革新的衛星技術の実証
2019年に打ち上げられた革新的衛星技術実証1号機には、東工大が公募により選定した研究テーマが搭載されています。その中には、深層学習を活用した画像認識技術や、低コストのスタートラッカーの開発が含まれており、宇宙データの活用に向けた実証実験が行われました。
スタートラッカー「Amanogi Star Compass」
天の技が開発するスタートラッカー「Amanogi Star Compass」は、従来の製品に比べて半分以下の価格で提供されます。国内ではスタートラッカーの製造業者が少なく、海外製品は高価でサポートも乏しい状況の中、天の技のスタートラッカーは国内外での販売が期待されています。
AI衛星データビジネスの進展
AIを活用した衛星データ解析サービスも天の技の重要なビジネスの一つです。Edge Computingにより、必要なデータのみを迅速に地上に送信することができ、運用コストや通信コストの削減が見込まれています。2020年から始まったAI衛星開発プロジェクトは、2024年にはビジネスとしてスタートする計画が立てられています。
今後の展開
アイネット、天の技、東工大の三者は、協力して衛星用コンポーネントの共同開発、人工衛星の共同開発、恒星センサーサービスの共同開発など多角的なプロジェクトに取り組むことになります。この提携によって、宇宙開発だけでなく、データセンターを用いたAI解析サービスの進展も期待されています。
まとめ
今回の業務提携は、アイネットと天の技、東京工業大学が力を合わせ、宇宙事業の革新を促進する大きな一歩です。未来の宇宙データ解析や衛星ビジネスにおいて、国内外での競争力を高め、新たなイノベーションを生み出すことが期待されています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社アイネット
- 住所
- 神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目3番1号三菱重工横浜ビル23階
- 電話番号
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045-682-0800