メトロウェザーの挑戦
2018-11-19 15:00:25
空の安全を担う新技術、メトロウェザー社の高精度ドップラー・ライダー開発
メトロウェザー社が目指す空の安全
近年の技術革新により、空での移動手段としてドローンの活用が進んでいます。しかし、ドローン運航における最大のリスクは、風の影響です。乱流や突風はドローンの操縦に深刻な影響を与え、その結果、落下する危険性を高めます。この問題を解決するべく、メトロウェザー株式会社が開発したのが、超高分解能のドップラー・ライダーです。
ドップラー・ライダーとは?
ドップラー・ライダーは大気計測装置の一種で、大気中にレーザ光を送り返ってくる反射光を受信することで、風速や風向きを正確に測定します。特にメトロウェザー社が開発した小型のドップラー・ライダーは、従来の手法よりも高精度なデータを提供できます。これにより、遠く離れた上空や海上の風の状況を把握することが可能となります。
ドローン社会の実現へ
国の政策としても注目されている「ドローン社会」の実現には、安全な運航のためのデータが不可欠です。メトロウェザー社の技術はこのニーズを満たすものであり、ドローンが安全に飛行できる環境を提供します。この技術がもたらすのは、単なる風況観測だけではありません。ゲリラ豪雨の事前検知や、洋上風力発電用の風況モニタリングなど、幅広い応用が期待されています。つまり、メトロウェザー社の取り組みは、空の安全を確保するための重要な一歩と言えるでしょう。
連携によるさらなる発展
メトロウェザー社の技術開発をサポートするのが、リアルテックファンドです。これにより、メトロウェザー社は今後の研究開発や販売・マーケティング活動を強化し、さらなる成長を目指すことになります。リアルテックファンドはリアルテックベンチャーの投資育成を目的としたファンドで、多様な企業と連携をしながら、未来の技術を育てる重要な役割を担っています。
企業概要
メトロウェザー株式会社は2015年に設立され、宇治市に本社を構えています。代表取締役の東邦昭氏が先頭を切ってリモート・センシング技術を駆使した気象計測技術の開発に取り組んでいます。最近の出資によって、メトロウェザー社は自己資本を強化し、さらなる技術革新に向けたスパートをかけています。
今後も、メトロウェザー社が提供する技術は、私たちの生活をより安全で快適なものにするでしょう。ドローンの安全運航管理や気象情報の提供は、すべての人々にとって重要な意味を持つからです。このように、メトロウェザー社とリアルテックファンドの連携は、未来の空の安心を実現するための礎となっていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
UntroD Capital Japan株式会社
- 住所
- 東京都港区虎ノ門2-2-1住友不動産虎ノ門タワー 17F
- 電話番号
-
03-6630-1000