ハネウェルの新たなガス検知器「BW Clip4」の特徴とは
2016年1月16日、ハネウェルは新たな携帯型4ガス検知器「BW Clip4」の発表を行いました。この製品は、ユーザーの安全規制遵守をサポートし、メンテナンス費用の削減にも寄与することが期待されています。
なぜ「BW Clip4」なのか?
BW Clip4の最大の特徴は、なんといってもセンサーやバッテリーの交換が不要なことです。これにより、2年間もの間、連続して稼働し続けることが可能です。特に、石油やガスプラント、廃水処理施設、重工業など、閉鎖された空間での作業において、作業員は常に安全に作業を行うことができます。
この新しい製品を導入することにより、修理やメンテナンスの手間が大幅に減少し、事前に確保する予備センサーや在庫のコストも削減されます。これにより、企業はより効率的な業務運営が可能となります。
先端技術が生んだコンパクトな設計
ハネウェルのIndustrial Safety部門のバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、ケン・シュミット氏は「BW Clip4は、一度起動すれば、2年後のセンサー交換のサインが出るまでそのまま使用することができます。これまで実現が難しかったさまざまな利点が集約されています」とコメントしています。
この製品では、従来の携帯型ガス検知器が用いてきた接触燃焼式センサーに代わり、非分散形赤外(NDIR)技術を採用しています。この技術により、低消費電力を実現し、携帯型ガス検知器の可能性を広げています。
BW Clip4による安全性の向上
BW Clip4が提供する特徴的な機能は以下の通りです:
- - 硫化水素、一酸化炭素、酸素、可燃性ガス(LEL)を同時にモニタリング。
- - 非アラーム時でもリアルタイムでガス濃度や空気質の変化を表示。
- - Honeywell Intellidox機器管理システムに接続が可能、ログ情報の自動記録やコンプライアンスレポートの作成が手軽に行えます。
- - 交換時期がきた際は、内蔵のテスト機能がユーザーに通知します。
このように、BW Clip4は単なるガス検知器にとどまらず、作業現場での安全性向上に寄与するための多機能を有する製品です。特に、厳しい条件下での作業が求められる産業において、作業員の安全を守るための強力な味方となることでしょう。
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ハネウェルは、業界をリードするモバイル機器やソフトウェアを通じて、世界中の産業界における生産性や安全性の向上に貢献することを目指しています。その一環として、今回のBW Clip4も重要な役割を果たすと期待されています。