株式会社小彌太が郷土芸能を支える新しい評価制度『鹿踊採用』を開始
岩手県花巻市に本社を構える株式会社小彌太は、244年の歴史を持つ染め屋で、伝統と革新を融合させた新たな採用制度『鹿踊採用』を発表しました。これは、鹿踊りだけでなく、鬼剣舞や神楽、和太鼓といった郷土芸能の担い手を積極的に採用するというものです。
会社の特徴と背景
小彌太は、染色事業の他にも選挙事業など多岐にわたるビジネスを展開しており、一般的な染め屋とは一線を画しています。主に郷土芸能団体の衣装や祭り用の半纏、神社の奉納幕といった伝統的な製品を手掛けています。また、昨年秋からは郷土芸能を更に発展させるために立ち上げた事業“雷太”において、3Dスキャナーや3Dプリンターを活用して、衣装やツールのリデザインを進めています。
このような取り組みの一環として、昨今の製造撤退により希少となった『ゴムわらじ』の開発・製造にも取り組んでいます。これは、地域の文化を保存するための大変重要な活動です。
新しい仲間を募集
小彌太は、郷土芸能事業“雷太”とともに、伝統を重んじながら新しい取り組みを続けています。そして、このたび同じ志を持つ仲間を広く募集することになりました。対象ポジションは製造、営業、企画となっており、新卒はもちろん中途採用も歓迎します。
募集要項として、郷土芸能の担い手や経験者、お祭りが好きな方を求めています。また、明るく元気で素直な方、さらに迅速に行動できる方を特に歓迎しています。勤務地は花巻市となり、地域に密着した活動が期待されます。
選考の流れは見学後、面接およびウェブテストを通じて合否が決まります。
感情を込めたメッセージ
営業部長の小瀬川雄太氏は、「家業に戻り、郷土芸能の魅力に触れる中で、踊り手不足や物品の職人不足、資金難といった問題に直面しました。これらに対して我々は、岩手の郷土芸能を絶やすことなく未来につなげていくために、供給不足の解消に努めています」と熱意を語ります。
若手の人材が加わることで、郷土芸能がさらに発展することを期待し、多くの方が応募することを願っています。
会社情報
株式会社小彌太は1960年に設立され、長い歴史の中で地域に根ざしたビジネスを展開してきました。染物・スクリーン印刷、選挙用品、グラフィックサインなど多岐にわたる事業を行っており、公式ウェブサイトやSNSも利用して、より多くの人々に自社の魅力を発信しています。
詳しい情報は、公式ウェブサイト
こちら から。InstagramやTwitterでも更新されているので、ぜひチェックしてみてください。
これからの郷土芸能の発展に共に挑む仲間を募集中。ご興味のある方はぜひエントリーをお待ちしております。