新たな物流拠点「ロジスタ京都伏見」が2026年に完成予定
阪急阪神不動産株式会社が手掛ける新たな物流施設、「ロジスタ京都伏見」の新築工事がスタートしました。この施設は2026年の7月末に竣工予定であり、広域と市内配送の両方において優れた利便性を備えた物流拠点として期待されています。
近年、多くの企業がサプライチェーンの見直しを進め、物流拠点の再編や統合が進行中です。また、オンラインショッピングの成長に伴い、効率的で高機能な物流施設への需要が増大しています。このようなニーズを受けて、「ロジスタ京都伏見」は機能性や汎用性、さらには環境への配慮が求められる分野でも高い性能を発揮することを目指しています。
立地の魅力
「ロジスタ京都伏見」は、名神高速道路の「京都南IC」まで約5.9km、第二京阪道路の「伏見IC」まで約6.4kmというアクセスの良い位置にあります。この立地は、関西圏だけでなく、京都市内への確実な配送が可能となります。本施設は、京都市中心部から約12kmの距離にあり、限られた用地しか確保できない京都市内で、貴重な物流拠点となるでしょう。
設備と機能
本施設では、倉庫部分に床荷重1.5t/平方メートルのスペースを確保し、各階の天井高は5.5mに設定されています。これにより、様々なテナントのニーズに合わせた自由度の高い倉庫設計が実現されています。また、荷物用エレベーターと垂直搬送機が1基ずつ設置され、効率的な縦搬送が可能です。トラックバースは、車庫証明の取得も可能で、駐車場としての利用にも対応しています。
さらに、従業員用のラウンジやトラックドライバー用の休憩室なども設けられ、働く人々にとっての快適な環境を提供します。
環境への配慮
「ロジスタ京都伏見」では、持続可能な社会を目指し、屋上には太陽光パネルを設置し、自家発電を行う計画です。また、敷地内には電気自動車の充電設備も設け、環境に優しい設計が追求されています。LEDによる館内照明や高効率の空調設備を導入することで、ZEB Ready認証を取得予定です。さらに、エントランスには京都産の杉を使用し、地産地消の理念にも配慮しています。
施設概要
- - 所在地: 京都府京都市伏見区久我西出町7番4他
- - 交通: 名神高速道路「京都南IC」まで約5.9km、第二京阪道路「伏見IC」まで約6.4km
- - 敷地面積: 約5,000平方メートル(約1,500坪)
- - 延床面積: 約11,100平方メートル(約3,400坪)
- - 構造規模: S造・地上4階
- - 竣工予定: 2026年7月末
このように、「ロジスタ京都伏見」は、効率的な物流プロセスを実現しつつ、環境との共生も考えた革新的な施設となります。物流の進化とともに、この新たな拠点がどのように地域の発展に貢献するのか、今後期待されるところです。