しばたみなみ、タイで制作展開
2025-11-05 11:46:45

アーティストしばたみなみ、タイで「ごみ」を題材に新境地を探る

アーティストしばたみなみ、タイでの挑戦


日本のマルチディシプリナリー・アーティスト、しばたみなみが2025年10月8日から11月17日まで、タイ・バンコクで滞在制作を行います。このプロジェクトは、彼女のアートプロジェクト《ORINASU》の一環として展開され、「ごみ」と呼ばれる廃材を用いて「存在の意味」を探求する作品が制作されています。

しばたみなみは長年にわたり、海洋ごみや環境問題をテーマにアートを創作してきました。近年は「ごみ」に対する新たな視点を持ち、それが単なる物質ではなく、我々の社会における忘れられた価値や人々の想いを含んでいることに気づきました。今回は、タイで回収した廃材を使って、自身の視点を作品に反映させることに挑んでいます。

プロジェクト《ORINASU》と新たなテーマ


アートプロジェクト《ORINASU》では、漂着したプラスチックごみなどの不要物を再生し、環境との共生を問う作品が製作されてきました。しかし、しばたみなみはそのテーマを深化させ、「存在全体」の意味を問う方向へ進んでいます。

彼女の作品制作は、物質としてだけでなく、社会的な側面や他者への目線も含む存在の意味を掘り下げています。「ごみ」というカテゴリで括られる物の中には、元々忘れ去られている価値が隠されていることに光を当てています。

企画展「SATI-SABI」の開催


滞在制作の成果は、2025年11月15日からMing Art Spaceで開催される企画展「SATI-SABI」で発表されます。この展覧会は、タイのキュレーターChomtawan Kleuntanomによるもので、タイ語の「Sati(気づき)」と日本語の「Sabi(不完全さ・静けさの美)」をテーマにしています。

本展では、しばたみなみとタイのアーティストChinnarat Mongkolchaiが互いの土地や文化から生まれた「存在のかたち」を展示します。

作品のテーマとクリエイティブアプローチ


しばたみなみの作品制作は、「祈り」や「循環」、「心のよりどころ」などをキーワードに展開されています。彼女は自然や人とのつながりを通じて感じた「いのちの連なり」を見つめながら、「全ての存在に意味がある」といった普遍的なテーマを具現化しています。

展示情報


  • - 展覧会名: SATI-SABI
  • - 会期: 2025年11月15日(土)〜12月21日(日)
  • - 会場: Ming Art Space(バンコク・タイ)
  • - 参加アーティスト: しばたみなみ(日本)、Chinnarat Mongkolchai(タイ)
  • - キュレーター: Chomtawan Kleuntanom(タイ)
  • - 主催: Ming Art Space

今後の活動


また、しばたみなみは福岡県での海洋漂着物を活用したプロジェクトの一環として、クリスマスオブジェも制作中です。これらは2025年11月23日から展示され、さらに北九州での点灯式は11月22に予定されています。

アーティストの略歴


- しばたみなみ: 環境問題に取り組む福岡を拠点としたアーティスト。再利用の精神を背景に、見過ごされがちな価値を再確認する作品を発表しています。

  • - Chomtawan Kleuntanom: バンコクを拠点に多角的な表現を行うアーティスト。自身の仏教的バックグラウンドを基に、作品を通じて思考と感情の結びつきを探求しています。

お問い合わせ


しばたみなみの活動について興味のある方は、こちらを御覧ください。


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会社情報

会社名
マルチディシプリナリー・アーティスト しばたみなみ
住所
電話番号
000-0000-0000

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