自然に還元する持続可能な舗装材が新たな選択肢に
大林道路株式会社が展開する『ゼロセメント土系舗装』が、2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。この受賞により、自然環境に配慮したこの新たな舗装材の重要性が再確認されています。これまでの舗装材が抱えていた課題を克服した本製品は、エコロジーと高い性能を兼ね備えており、多くの場面での活用が期待されています。
ゼロセメント土系舗装の魅力とは?
『ゼロセメント土系舗装』は、従来の土系舗装と比較して、セメントや樹脂を使用せず、土そのものの特性を生かしています。具体的には、土、酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、水のみで構成され、安定した品質を持ちながらも環境負荷を大幅に軽減。これは、持続可能な開発目標(SDGs)の観点からも評価されるポイントです。
なお、この舗装材は簡単に自然に還元できる特性から、使用後にはカット廃材を土として再利用可能。これにより、CO2排出削減にも寄与することができます。従来の舗装材が抱えた耐久性やメンテナンス面の課題も、この新しい舗装材は克服しています。
評価されたポイントとその背景
グッドデザイン賞の審査委員からは、「従来の土系舗装の強度不足や劣化の早さを克服し、持続可能な社会づくりに貢献する特性が評価された」とのコメントが寄せられました。特に、2050年のカーボンニュートラルを目指す中で、CO2の排出削減を実現できる点が高く評価された理由です。
また、この舗装材は都市空間だけでなく、歴史的景観のある地域でも活用が期待されており、縁石やベンチなど様々なコンクリート二次製品に展開する可能性も見込まれています。
おまけ:グッドデザイン賞について
グッドデザイン賞は、デザインを通して私たちの暮らしをより良くするための重要な活動として、1957年より続けられています。毎年数多くの製品やサービスがこの賞を目指し、評価される中で、『ゼロセメント土系舗装』はその中でも特に優れたデザインとして選ばれました。
施工事例の紹介
建設業界における新たなスタンダードを示す『つちみち舗装(オーククレーNC)』は、特に景観に配慮された道路整備が可能です。施工事例としては、名古屋での施工があり、その美しい仕上がりに多くの注目が集まっています。これまでの舗装材とは異なる自然の風合いを持ちながら、しっかりとした強度を保つこの製品は、まさに未来の舗装材といえるでしょう。
最後に
大林道路株式会社の『ゼロセメント土系舗装』が持つ環境に優しい特性と美しい仕上がりは、多くの未来志向のプロジェクトに貢献することが期待されています。今後もこの舗装材が様々な場面で広まっていき、持続可能な社会への一歩となることを願います。
公式情報
詳しい情報や施工例については、大林道路株式会社のウェブサイトをご覧ください。
オーククレーNCの詳細
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