エディフィス別注コート：LAVENHAMが描く70年代の魅力とは

エディフィスが手がけるLAVENHAMとのコラボ

株式会社ベイクルーズの運営する「ÉDIFICE（エディフィス）」が英国の有名ブランド「LAVENHAM（ラベンハム）」に別注した新たなコートが、2023年に登場しました。このコートは、1970年代から80年代のシングルラグランコートにインスパイアされ、クラシックな魅力と現代的なデザインが融合した一着です。

デザインの特徴

このコートのベースとなるのは、2016年のウィメンズラインで発表された「CHANTRY」モデルです。エディフィスはこのモデルをもとに、男子向けに微調整を施しました。具体的には、オーバーサイズというトレンドを取り入れながら、裾まわりに+6cmの蹴回しを加えることで、より控えめなAラインシルエットを強調しています。

さらに、コートはベルテッド仕様に変更され、フレア感が際立つデザインに仕上げられています。裾には乗馬用の機能的なディテールが取り入れられ、スリット（ベンツ仕様にスナップボタン）を施すことで、見た目だけでなく動きやすさも兼ね備えています。これは、デザイン性と実用性を絶妙に組み合わせた結果です。

生地の選定

特に注目すべきは、生地です。LAVENHAM社が厳選したデッドストックの素材から、4種類の生地が使用されています。これにより、英国の伝統的な素材感と現代的なシルエットが見事に融合しています。

テーマの表現

「もし70〜80年代のシングルラグランコートをLAVENHAMが作ったら」というテーマに沿ったこのコートは、ただのファッションアイテムではなく、歴史と現代が交差する特別な一着として仕上げられています。これにより、単に着るだけでなく、そのストーリーを感じ取ることができます。LAVENHAMの伝統とエディフィスの独自性が生み出したこのコートは、どんなシーンにもマッチし、ファッションに深みを与えることでしょう。