全国高校生のための金融経済クイズ「エコノミクス甲子園」の時期到来
エコノミクス甲子園が第20回目の開催を迎え、全国各地の高校生たちにとって注目のイベントが再び始まります。この大会は日本全土の高校生が集まり、金融や経済に関する知識を生かしてクイズ形式で競い合うものです。各都道府県で行われる地方大会を勝ち抜くと、2026年2月に東京で開催される全国大会に出場する資格を得られ、優勝すると魅力的なニューヨークへの研修旅行が待っています。
エコノミクス甲子園とは
エコノミクス甲子園は、日本全国から参加できるクイズ大会であり、金融や経済に関する知識が試されます。地方大会は2025年11月から12月にかけて行われ、オンライン形式や各地方大会を主催する金融機関の本社で開催されます。全国大会は2026年2月に東京で行われ、優勝チームにはニューヨークへの研修旅行がプレゼントされます。
参加方法は簡単で、同じ高校に通う2名が1組となりエントリーすることができます。参加費は無料で、エコノミクス甲子園の公式ウェブサイトからエントリー可能です。参加者には事前学習教材として金融や経済についてのテキストも提供されます。
高校生に必要な金融教育
最近の教育方針変更に伴い、高校の家庭科の授業に金融教育が導入され、18歳の成人年齢引き下げにより、若い世代の金融知識の重要性が増しています。高校生がクレジットカードや株式、保険、投資信託など、さまざまな金融商品についての理解を深めることは、今後の生活において非常に重要です。この大会は、金融や経済の理解を促進するための大きな役割を担っており、参加者は貴重な経験を通して知識を吸収することができます。
昨年度の第19回大会では、731チーム1462名の高校生が集まり、山梨県の駿台甲府高等学校が見事に優勝しました。
エコノミクス甲子園の流れ
エントリー
まず、エコノミクス甲子園へのエントリーは公式HPから行います。参加費は無料で、同じ高校の2名が1組を作って申し込む仕組みです。エントリー後、各省庁や業界団体が作成した教材が参加者に送付され、各大会ではこれらからの出題も行われます。
地方大会
地方大会は全40大会が予定されており、39都道府県大会とインターネット大会から成ります。各大会は主催の金融機関によって開催され、11月から12月にかけて行われる予定です。大会では筆記クイズや早押しクイズなど、多様な形式で参加者の知識が試され、優勝チームは全国大会への出場権を得ます。
全国大会
全国大会は2026年2月21日、22日に東京で開催され、主催は認定NPO法人金融知力普及協会です。この大会では、資金経済に関する深い知見が求められます。優秀な成績を残したチームは、国際経済オリンピック(IEO)の日本代表選考に進む機会も得られます。参加者にとっては、金融の知識を深め、国際的な舞台でも評価されるチャンスとなります。
国際経済オリンピック(IEO)について
国際経済オリンピック(IEO)は、高校生が経済学や金融の知識を競う国際大会で、全て英語で出題されます。このオリンピックは、2018年から始まり毎年開催されています。日本代表は2023年のギリシャ大会から参加を開始し、最近開催されたアゼルバイジャン大会では全員がメダルを獲得するという快挙を成し遂げました。
団体概要
エコノミクス甲子園を主催するのは、認定NPO法人 金融知力普及協会であり、東京の日本橋に本社を構えています。金融教育の普及に努める同団体が、高校生の金融リテラシー向上を目指しています。
詳細は公式サイトを訪れてご確認ください。私たちの未来を支える若い世代が、経済を学ぶ貴重な機会として、このイベントをぜひ活用してほしいと思います。