横須賀リサーチパークに新たな教育拠点誕生!中央医療技術専門学校が大学に改編、移転へ
東京都葛飾区にある中央医療技術専門学校が、大学に改編し、横須賀市にある横須賀リサーチパーク(YRP)に移転することが決定しました。
新大学は「中央医療大学」(仮称)と名付けられ、令和9年4月に開校予定です。設置される学部は医療科学学部で、開学時は診療放射線学科のみとなり、定員は各学年100名です。将来的には、放射線技術学科を併設学科として開設する計画も立てられています。
中央医療学園は、YRP内のNECが所有するYRP技術センターの土地建物を購入し、大学施設としてリニューアルを行います。大学は、土地面積11,360.88㎡、建物延床面積6,819.78㎡、鉄骨造地上6階建ての規模となります。
大学化の背景:医療現場の高度化に対応
中央医療技術専門学校は、1959年に中央診療エックス線技師養成所として開校し、1981年に中央医療技術専門学校に校名変更されました。これまで7,700名以上の卒業生を輩出しており、診療放射線技師の育成に貢献してきました。
しかし、近年、医療機器の高度化や医療現場の複雑化に伴い、診療放射線技師には高度な知識と技術が求められるようになってきました。そのため、従来の専門学校教育だけでは、十分な知識・技術を習得できないという課題が出てきました。
そこで、中央医療技術専門学校は、より高度な教育体制を構築し、診療放射線技師の専門性を高めるために、大学への改編を決断しました。
新時代の診療放射線技師育成へ
中央医療大学では、高度な専門知識と実践的な技術を習得できる教育プログラムを提供することで、社会のニーズに対応できる人材を育成します。
また、YRPという研究開発拠点に位置することで、最先端の医療技術に触れる機会を提供し、学生の学びを深める環境を提供します。
中央医療大学は、地域医療に貢献する人材育成を目標とし、医療現場の更なる発展に貢献していく予定です。