富士山の自然が生んだ新たなクラフトジン
山梨県富士吉田市にあるなだや富士山蒸留所は、標高886メートルという特別な場所で、日本らしいクラフトジンを製造しています。この度、同社の商品「富士山ブルージン」と「富士の神 開山」が、プラハで開催された国際的な品質評価機関『MONDE SELECTION 2025』において、ダブル金賞を受賞しました。初出品にしてこの快挙を成し遂げた背景には、富士山の恵みが詰まったこだわりの製法があります。
絶品のクラフトジン、富士山ブルージン
「富士山ブルージン」は、富士山の天然水を100%使用し、独自のバタフライピーによって鮮やかなブルーが生まれます。この色は視覚的なインパクトが強く、視覚的期待を高めます。パッケージデザインもその個性的なビジュアルと見事に調和しており、商品を手に取った瞬間からプレミアム感を感じられます。審査員たちからは、「目を惹くインパクトがあり、豊かな花の香りとシトラスのアロマを楽しめる」と高評価を得ました。
>> 「トニックウォーターや柑橘系の成分と合わせることで、魔法のような色の変化を楽しめます。」の言葉が示す通り、目でも楽しめることが、このジンの魅力の一つです。リミックスによってブルーから朝焼けのような色に変わる姿は、多くの飲み手をうっとりさせるでしょう。
富士の神 開山の魅力
もう一つの受賞作「富士の神 開山」は、富士山の伏流水にジュニパーベリー、オレンジピール、レモンピールなどのボタニカルを加えた結果、多彩な香りが楽しめるクラフトジンです。この商品も富士山の恵みをふんだんに使用しており、クリアで透明な外観は正確な蒸留技術が生み出す高品質を物語っています。
やさしいアルコールの後味は風味バランスが良く、飲む者を飽きさせません。前半のフルーツ香からハーブやスパイスになっていく変化もまた、多くの方に支持される要素です。
モンドセレクションの意義
モンドセレクションは2ステージ制の審査を採用しており、優秀な品質の商品だけが最終ステージに進む仕組みです。この審査方法によって、客観的で総合的な評価がなされ、受賞した商品は国際的に認められた品質を誇ります。なだやの代表である深澤央氏は、「消費者が求める本物のクラフトジンを提供したい」と、情熱をもって語ります。
地域の魅力を伝え続ける
なだやは、富士山という自然のシンボルから生まれる商品を通じて、地域の魅力を広めることを目指しています。これからも足元を固めつつ、国境を越えた市場に挑戦していくとのこと。実際、7月には「第10回 “日本の食品” 輸出 EXPO」に出展が決定しており、さらなる飛躍が期待されています。
結び
なだや富士山蒸留所が生み出した「富士山ブルージン」と「富士の神 開山」は、ただのクラフトジンではなく、富士山の恵みと職人の熱意を詰め込んだ作品です。この機会に、ぜひその魅力を体感してみてください。