次世代経営者を育成する新たな試み
2026年9月18日、東京都市大学とクラフトバンク株式会社が、文部科学省の事業に採択された「建設業DX/AI変革リーダー育成プログラム」を通じて、新たなリカレントプログラムである「建設業事業承継DX/AIコース」の開講を決定しました。このプログラムは、急速に変化する建設業界において、DX(デジタルトランスフォーメーション)やAI(人工知能)を活用した経営手法を学び、次世代のリーダーを育成することを目的としています。
背景
日本の建設業界は、深刻な人手不足や後継者不在といった課題に直面しています。特に現在、就業者数は1997年の685万人から2024年には477万人へと約30%減少し、経営者の平均年齢は63.7歳に達しています。さらに、後継者不在率が57.3%と過半数を超え、多くの企業が世代交代に悩まされているのが実情です。その一方で、DXの重要性が叫ばれている中で、具体的に何から始めればよいのか分からずに足踏みしている経営者も少なくありません。そこで、東京都市大学とクラフトバンクは産学連携のもと、実践型のリカレントプログラムを開始する運びとなりました。
プログラムの内容
「建設業事業承継DX/AIコース」は、地域建設業の次世代経営者や後継候補者を対象に、事業承継やDX、AIを利用した経営の変革を体系的に学ぶことができるプログラムです。具体的な内容は以下の通りです。
- - 期間: 2026年9月〜2027年2月
- - 対象: 地域建設業の次世代経営者や後継候補者
- - 場所: 東京都市大学 渋谷パクス、現地視察(富山県)、オンライン
- - 形式: 講義、グループワーク、ケーススタディ、現地フィールドワーク、懇親会
受講生は、多様な講師陣から実践的な知識を得ることができるだけでなく、他の修了生とのネットワークを築く機会も得られます。
カリキュラムの特色
このプログラムは、文部科学省の事業に正式に採択されたものであり、豊富な実績を持つ東京都市大学と、建設経営に特化したAI/DX共創企業であるクラフトバンクが連携しています。講師陣には大手ゼネコンや地域建設会社の経営者、建設DX専門家が名を連ねており、最新のDX/AI技術を実地で学ぶことができる貴重な機会となっています。
具体的なテーマには、BIM(Building Information Modeling)やCIM(Construction Information Modeling)、3Dプリンティング、ICT施工といった建設業のDX全領域が含まれており、建設業特有の課題に対する効果的な解決策を身につけることができるのです。
参加申し込み方法
プログラムへの参加は、2026年7月6日から8月20日までの間で受け付けます。定員は10名程度で、受講料は70万円(税別)ですが、交通費や宿泊費は別途必要になるため注意が必要です。申し込みは、以下のリンク先から行えます。
申し込みはこちら
結語
建設業界の未来を支える若手経営者や後継者を育成するこのプログラムは、地域建設業の持続可能な発展を目指す重要な一歩です。次世代のリーダーたちが、DXやAIを活用した経営変革に立ち向かい、業界のさらなる進化を実現していくことが期待されます。