広島から全国へ｜手を動かして学ぶプログラミング教材の誕生

プログラミング教育の新モデルが誕生

広島県から、新しい教育モデルが登場しました。株式会社ワールドエリアネットワークスが開発した「デジハコプログラミングカー」です。この教材は、木製の車体を組み立て、プログラミングを行い、実際に走行させることができる体験型の学習ツールです。発売は2023年12月12日を予定しており、公式ホームページで購入することができます。

IT人材不足を解消するための魅力

最近の調査によれば、日本国内ではIT人材の不足が深刻化しています。特に大企業においては、79.6%の企業がこの問題を感じていると報告されています。小学校のプログラミング教育が必修化された今、ただ画面上で操作するだけでなく、実際に手を動かして結果が目に見える体験が求められています。そんなニーズに応えるため、デジハコプログラミングカーの開発に至ったのです。

作品に命を吹き込む楽しさ

デジハコプログラミングカーは、組み立てた木製車体にIchigoJamマイコンを搭載しています。BASIC言語を使用し、初心者でも簡単に操作できる設計です。「作る → プログラムする → 走らせる」というプロセスを通じて、子どもたちはものづくりの楽しさとプログラミングの基礎を同時に学ぶことができます。これは、初心者には嬉しいポイントです。

Eラーニング教材も用意されており、組み立てから基礎・応用までの動画や振り返り問題集が揃っているため、効率よく学びやすい内容になっています。

教材の特長と活用範囲

1. 可視化される学びの結果: 手を動かすことで、学んだことがすぐに形として現れるため、子どもたちは達成感を得やすいです。

2. 初心者に優しい設計: BASIC言語のシンプルな構文と、初めての工作でも取り組みやすい難易度に調整された組み立て工程により、サポートを受けやすくなっています。

3. 多様な学習シーンでの活用: 家庭や学校、地域イベントなどさまざまな場所で使用できるよう設計されており、柔軟に学ぶことが可能です。安全性とカスタマイズ性も考慮されており、地域企業とのコラボレーションも期待されています。