LIFULL HOME'Sが実施した新たな住宅研究
不動産情報サイト「LIFULL HOME'S」が発表したレポート「住宅幸福論 Episode1 住まいの幸福を疑え」が注目を集めています。この研究は、設立以来、豊かで自由な住生活の実現を目指しているLIFULL HOME'S総研が行ったもので、住むことに関する幸福度を多角的に分析しています。
研究の背景と目的
LIFULL HOME'S総研は2013年に設立され、住まいに関連する調査を通じて、より良い住環境を探求する役割を果たしています。今回発表された報告書は、「住み替えは幸福の向上を目指す行為である」という命題をもとに、特にポスト平成時代における住まいのあり方を考察しています。
全国18,000人を対象にした独自のリサーチを通じて、住宅に対するさまざまな満足度や幸福感がどのように変化するのかを探求しています。特に、「持ち家」と「賃貸」の比較、「新築」と「中古」の違いなどが中心テーマとなっています。
主な研究結果
この報告書から得られた知見の一部を以下にまとめます。
- - 持ち家と賃貸の優位性: 持ち家がわずかに幸福度で優位ではありますが、その範囲は限られています。
- - 住み方の楽しみ: 持ち家の人々は賃貸住宅に住む人々よりも、留まっている家の経年変化を楽しむ傾向が強いです。
- - 住宅タイプの評価: マンションと戸建ての間に大きな差はないものの、入居後の満足感に関しては、マンションの方が若干優位です。
- - 新築の影響: 新築の利点が過去に比べて小さくなり、特にマンションでは著しい傾向が見受けられます。
- - 地域愛が幸福度を高める: 居住地域に対する愛着を持つことが全体的な幸福感を高める要素となります。
- - 経年変化の楽しみ: 住まいの変化を楽しむ姿勢が幸福度向上に寄与することが確認されました。
自由な住まい方を提案
この研究報告書には、従来の概念に捉われない自由な住まいの選択についての事例も収録されています。実際に幸福度を高める住まいの事例や、有識者からのインタビューも行われており、住み方についての新しい視点を提供しています。
LIFULL HOME'S総研としては、「住宅幸福論」を中長期的な研究テーマに設定し、引き続き住まいを自由に楽しめる方法を探求していくものと考えられます。
研究報告書の入手方法
「住宅幸福論 Episode1 住まいの幸福を疑え」は、関心のある方に無料で提供されています。入手したい方は、LIFULL HOME'S総研の公式ウェブサイトから申し込むことができ、PDF版のダウンロードも可能です。ただし、送料は自己負担となります。
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企業背景
株式会社LIFULLは、1997年に設立された住生活情報サービスの提供を行う企業で、『LIFULL HOME'S』はその主要なサービスの一つです。総掲載物件数が日本一を誇り、住まいに関する情報を豊富に提供しています。
LIFULLグループは、「あらゆるLIFEを、FULLに。」というメッセージを掲げ、住まいの情報から幅広いサービスを提供することを目指しています。