自動車業界に特化した脱炭素講座が登場
2024年、企業の競争力を左右する重要なテーマとして浮上しているのは「脱炭素戦略」です。株式会社スキルアップNeXt(東京都千代田区、代表取締役:田原眞一)は、そんな中、自動車製造と販売業に特化した新しい脱炭素入門講座をスタートさせました。この取り組みにより、多くの企業が直面する脱炭素の実行上の課題を解決し、競争力を高めるサポートを行います。
脱炭素がもたらす競争優位性の可能性
世界的に温暖化対策の一環として脱炭素が求められています。特に、自動車業界は温室効果ガス(GHG)排出の約15%を占め、その影響が大きいとされています。このため、自動車製造・販売業は現在、CASE革命と呼ばれる大変革期に突入しており、企業はこの機会を逃すことなく、持続可能性を意識した新たなモビリティサービスの展開が求められています。脱炭素を推進することで、企業の競争力を高める必須戦略となるでしょう。
業界の壁を乗り越えるための鍵
ボストンコンサルティンググループの分析によると、東証プライム上場企業の約80%が脱炭素化に取り組みたい考えを示しながらも、実行に移せていない現状があります。これは、「業界の壁」と呼ばれる課題によるもので、一般的な脱炭素の概念は理解できても、自社の特性に基づいた具体的な施策に落とし込むことが難しいという問題が存在しています。この「業界ごとの特性やアプローチを理解する」ことが脱炭素推進の鍵となります。
自動車業界特有の排出構造を理解する
自動車製造・販売業界では、CO2排出の9割以上がScope3に含まれ、特に燃料燃焼による排出が主な要因です。したがって、走行時の排出だけでなく、燃料の採掘や供給に至る全過程の評価と削減が必要です。この業界特有の排出構造を理解することこそが、企業の脱炭素推進の基盤を築くことになります。
講座の内容と学びのプロセス
新しい「業界別脱炭素講座」は、スキルアップNeXtの「GX入門講座」のオプションとして提供され、企業の経営層や経営企画、サステナビリティ担当者などを対象としています。eラーニング形式で進行し、以下のカリキュラムが含まれます:
- - 自動車製造・販売業とGXの背景
- - GX政策・規制およびステークホルダーの要求
- - 車両・パワートレインのGX
- - 製造・サプライチェーン・車両のライフサイクルのGX
- - モビリティサービスとカーボンニュートラル社会
この講座では、「Well to Wheel」の視点からの排出削減手法や、パワートレインの根本的な変革に必要な技術的アプローチを深く理解することが可能です。単なる知識提供に終わらず、業界特有のリスクとチャンスを把握し、具体的なアクションプランを描くための思考のフレームワークを提供します。
プログラム詳細と比較・参加方法
本講座は、5,500円(税込)で受講可能であり、現在多くの企業からの関心が寄せられています。自動車業界が直面する脱炭素の課題を解決し、持続可能な事業運営を目指すために、スキルアップNeXtの講座に参加することで、新たな知識と手法を身に付けることができるでしょう。
詳しい情報は、
こちらのリンクから確認できます。また、スキルアップNeXtは、GXに関する企業支援をワンストップで提供しており、継続的な学びの場を持つことが可能です。
「スキルアップGreen」では、GX推進に必要な知識やスキルを測る「GX検定」も実施しており、企業の脱炭素化に向けた具体的なノウハウを提供しています。経営層から全従業員まで、学ぶ機会が広がることで、自動車業界における競争力向上が期待されています。