沖縄県与那原町の鉄道の歴史を振り返る特集が登場

沖縄県与那原町の鉄道の歴史を振り返る

沖縄県与那原町が舞台となる鉄道の特集が、JTBパブリッシング発行の『JTB時刻表』に登場します。これは、沖縄県鉄道与那原線の開業110周年を記念するもので、多くの人々が親しんだ「ケービン」の思い出を再確認する機会となります。来年創刊100周年を迎えるこの時刻表には、沖縄の鉄道の歴史がしっかりと記録されているのです。

沖縄の鉄道の歴史

1914年、沖縄本島で開業した鉄道は、当初から沖縄県民の生活に密接に関連していました。1945年の沖縄戦によって被害を受けるまで、沖縄県鉄道は主要な公共交通として多くの利用者を支えていました。雨風や波の合間をぬって運行されていたその鉄道の愛称である「ケービン」は、まさに多くの人々の心に残る存在でした。

『JTB時刻表』の12月号では、古い時刻表や写真を駆使し、沖縄県鉄道の歴史を掘り下げる特集が組まれています。与那原線の遺構や復元された与那原駅舎周辺の魅力も詳しく紹介され、地元の人々はもちろん、観光客にも楽しんでもらえる内容になっています。またこの号は、与那原町の小中学校にも寄贈されており、地域の歴史を学ぶきっかけとなることが期待されています。

イベントの開催

特集に関連して、沖縄軽便鉄道芸人の首里のすけが登壇するトークイベント「時刻表から見る『沖縄県鉄道の歴史』」が開催されます。これは、与那原町役場にて行われ、町長や学芸員、時刻表編集長などの有識者が参加し、沖縄の鉄道についてのトークセッションを行います。イベントは無料で参加できるため、多くの人々の参加が期待されています。

見どころ満載の資料館

与那原駅跡地にある軽便与那原駅舎展示資料館では、沖縄の軽便鉄道の貴重な資料が展示されており、訪れる人々はその歴史を深く知ることができます。特に、戦争の激しい中で残った遺構としての駅舎近くの柱は、地元の人々にとっても特別な意味を持つものです。入場は無料で、見学会も開催されるため、ぜひ足を運んで歴史の一端に触れてみてはいかがでしょうか。

JTB時刻表12月号の情報

特集が掲載される「JTB時刻表」は2024年11月20日（水）に発売されます。定価は1,375円（税込）で、全国の書店やECサイト（Amazonなど）で購入可能です。創刊からの歴史を引き継ぐこの一冊、沖縄の鉄道に興味のある方は必見です。さらに、特別な記念品としてオリジナルの硬券やクリアファイルが配布される予定で、早めに手に入れたいアイテムになること間違いなしです。