アニマルスピリッツの挑戦
2023-02-15 06:00:01

未来世代を見据えた社会変革を目指すアニマルスピリッツの新しい挑戦

アニマルスピリッツの新ファンド設立



近年、国内のベンチャー投資環境は大きな変化を迎えています。この背景には、レイターステージの出現があり、投資家層の分断が未上場段階でも発生するようになりました。スタートアップにとって、大型資金の獲得は競争力を高めるための重要な要素となっており、その実現に向けて体制を整えることが課題となっています。
こうした現状を踏まえ、アニマルスピリッツは「未来世代のための社会変革」を理念に掲げた新たな手法でスタートアップを支援するファンドを設立しました。

投資テーマ


アニマルスピリッツが設立した1号ファンドは、シードやアーリーステージのスタートアップを投資対象とし、特に「未来世代のための社会変革」に関連する事業に注力します。また、成長段階が進むミドルステージ以降の企業に対しても、フォローオン投資を実施する方針です。具体的には、以下のようなテーマに分けて投資を行います。
  • - 国を守る: 超高齢社会の問題に対するソリューション提供として、DX(デジタルトランスフォーメーション)、AI、IoT、ロボット技術、ヘルスケア等を推進。
  • - 地球を保つ: 環境問題に取り組むため、脱炭素社会や循環型経済の実現に向けた事業、具体的にはClimate Techや自然エネルギー、フードテック、そしてモビリティ関連の技術に投資。
  • - フロンティアを拓く: 新たな産業を切り開くため、宇宙開発、ウェルビーイング、ブロックチェーンなどをテーマにしたプロジェクトにも資金提供を行います。

ファンドのプロフィール


このファンドは、主に経営経験を持った「事業家目線の投資家」としての視点から、起業家と共に歩むパートナーシップを築いています。ファンドの具体的な運営者として、朝倉祐介氏と荒木翔太氏が名を連ねています。

朝倉 祐介 (Yusuke Asakura)


東京大学法学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。その後、自ら設立したスタートアップを経て、ミクシィ社で事業再生を実現しました。現在は、シニフィアン株式会社を創業し、成長中のスタートアップへの投資を手がけています。

荒木 翔太(Shota Araki)


早稲田大学卒業後、公認会計士として経験を積んだ後、ゴールドマン・サックスでのM&Aアドバイザリー業務を担当。シニフィアンに参加し、レイターステージのスタートアップに投資してきました。

投資ファンドの概要


アニマルスピリッツ1号ファンドは、2023年1月17日に設立され、投資事業有限責任組合を形成しています。出資金額は最大5億円で、主にシード・アーリーステージのスタートアップが対象です。加えて、海外登記の日本人起業家によるスタートアップへの出資も行う方針です。投資の手法としてはリード投資や共同リード、フォロー、セカンダリー投資など多岐にわたります。

今後、アニマルスピリッツはシード期のスタートアップ及び上場企業の経営経験を活かし、それぞれ異なるフェーズの企業成長を支援することで、社会全体に貢献していくことを目指します。具体的な支援により、「未来世代のための社会変革」を進める取り組みが加速していくことは非常に期待されます。

問い合わせ先


アニマルスピリッツ合同会社
ウェブサイト: アニマルスピリッツ

会社情報

会社名
アニマルスピリッツ合同会社
住所
東京都港区浜松町2丁目2番15号浜松町ダイヤビル2F
電話番号

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