瀬戸内エリア初の独立系ベンチャーファンド設立
瀬戸内地域に新たな風が吹いています。地域初の独立系ベンチャーファンドが設立され、スタートアップの支援に特化した投資が行われることになりました。これにより、瀬戸内エリアの起業家たちが夢やビジョンを諦めることなく、挑戦を続けるための新しい土壌が整うことが期待されています。
設立の背景
「地方には良いスタートアップがない」という厳しい現実を耳にすることがありますが、本当にそうでしょうか。私たちは地域で多くの起業家と出会ってきました。彼らが東京で活動していたならという思いを何度も抱きました。地方の起業家たちは、さまざまなしがらみややるせなさを抱えて活動を続けています。
彼らに向かって、「もっと外で資金を調達しなさい」と言うのは簡単ですが、実際にはそれが何も助けになっていないのが現状です。だからこそ、私たちは創業初期にリスクマネーを供給し、地方のスタートアップとしての可能性を広げるべく、このファンドを設立しました。
瀬戸内VCの情報
この新たなファンドでは、瀬戸内エリアを拠点とするプレシードからシード段階の企業に焦点を当て、投資金額は300万から1000万となっています。ファンドの総額は1億円で、地元企業や地域出身のイグジット経験を持つ個人をLP(リミテッドパートナー)やサポーターとして迎え、地域に新たな産業を生み出すことを目指しています。公式ウェブサイトは
こちらです。
キックオフイベント
ファンドの設立を記念したキックオフイベントが、2022年1月29日の16:00から杜の街グレースオフィススクエアで開催されます。完全招待制のこのイベントでは、多様な講演やピッチセッションが行われます。特に行政とスタートアップの関係についてのトークセッションが注目を集めそうです。イベント後には懇親会も予定されており、地域の起業家同士の交流が期待されています。
代表者のプロフィール
このファンドを率いるのは、藤田圭一郎氏と山田邦明氏の二名です。
藤田圭一郎氏
藤田氏は大学卒業後、ベンチャー企業に勤務し、その後自身の家業に従事しながら、地方学生向けのインターンシッププログラムを運営。地域のスタートアップイベントを立ち上げ、岡山の起業文化を育成する活動にも注力しています。
山田邦明氏
山田氏は岡山県津山市出身で、京都大学法科大学院を卒業後、スタートアップ向けの法律事務所で活躍。その後、地元岡山に戻り、自治体ICOなどの新たな取り組みを通じて地方の起業家エコシステムを創出することに力を入れています。
まとめ
今回の独立系ベンチャーファンドの設立は、瀬戸内エリアのスタートアップにとって大きな転機となるでしょう。地域に根ざした企業が育ち、創造的なエコシステムが形成されることを期待しています。今後の動向から目が離せません。