トヨタモビリティパーツ、クラウド型サービス「WOZE」で業務効率化に成功

トヨタモビリティパーツ茨城支社の取り組み

トヨタモビリティパーツ株式会社茨城支社が、クラウド型データ入力サービス「WOZE」を導入した。この取り組みは、業務の効率化と社員の働きやすさ向上を目指すもので、同社の供給管理部仕入供給グループにおいて特に顕著な成果を上げているぜひ、注目したい事例である。

導入の背景

茨城支社は、トヨタ車の純正部品や関連パーツを卸売りする企業であり、地域に根ざしたサービスを提供している。しかし、紙伝票を使用した納品作業は多くの時間と労力を要し、特に繁忙期には効率が極めて悪化していた。具体的には、毎日の伝票入力にかかる時間は1.5〜2時間、さらには入庫チェックに約4時間もかかり、早出勤務が常態化していた。このように貴重な時間が浪費され、根本的な業務改善が求められていた。

「WOZE」とは

「WOZE」は、特許技術「WOCR」および在宅ワーカーによる目視チェックの組み合わせにより、高い精度でデータ化を実現するサービスである。供給管理部仕入供給グループでは、特に「WOZE」を選んだ理由として、99.9％を超える高精度のデータ化と、確認が必要な箇所のみを抽出する仕組みが負担軽減につながる点を挙げている。

導入効果

WOZEを導入した結果、手作業だった伝票のデータ化とチェック作業が自動化され、年間で約0.6人分の工数が削減された。また、早出勤務が不要となり、社員のワークライフバランスが大幅に向上。これにより、よりコア業務に注力できる環境が整った。

利用者からの声

供給管理部仕入供給グループの担当者は、他社でのOCR導入と比較し、「WOZEは精度が高く、確認作業の負担が軽減されるため非常に魅力的だ」と語っている。また、入力ミスが大幅に減少したことで、より戦略的な業務にリソースを割けるようになったと述べている。

このような改善は、同グループだけに留まらず、今後も全国に展開していく計画であり、トヨタモビリティパーツの業務改善に寄与することが期待されている。