全国規模のロボット検定が中学生以下対象に開催!
2024年4月、一般社団法人ロボット技術検定機構が主催する『ロボット検定®』が全国各地で開催されます。この検定は、青少年を対象にしたプログラムであり、特に小学生から高校生を対象にロボット技術やプログラミングを学ぶ機会を提供します。この取り組みは、急速に進化するAIおよびロボティクスの時代において、未来のイノベーターを育成することを目的としています。
ロボット検定の特色
ロボット検定の特徴は、知識や技術を測る実践的なスキルを評価する試験である点です。参加者はレゴ®エデュケーションのロボット教材を使用し、実技課題に挑むことになります。具体的には、学生がロボットを組み立て、特定のミッションを達成するためにプログラミングを行います。この形式は、単に理論を学ぶだけでなく、実際に手を動かして学ぶことが可能です。
受験対象と種類
ロボット検定は、「ロボット検定ジュニア」と「ロボット検定」に分かれています。ジュニアは小学1年生から3年生を対象にし、主に基礎的な技術を学びます。一方、通常のロボット検定は小学3年生以上を対象としており、技術レベルに応じたテストが用意されています。このことにより、生徒は自分の実力に合った問題にチャレンジでき、スキルの向上を図ることができます。
2024年度実施概要
2024年度のロボット検定は、次のように実施されます。ジュニア検定はSPIKEベーシックやWeDo2.0を使用し、対象は小学1年生から3年生です。一方、通常検定ではSPIKEプライムやEV3を使用し、小学3年生から高校生までが参加することができます。全国の指定会場で、以下の日程に実施されます。
- - 実施日: 4月14日、20日、21日(会場により異なる)
- - 試験時間:
- ジュニア: 全級 40分
- 通常: 3級・準2級 60分、2級・準1級・1級 90分
受験料と合格基準
受験料は次の通りです。
- 3級: 2,900円、2級: 3,900円、1級: 4,900円(すべて税抜)
- 3級: 3,300円、準2級: 3,800円、2級: 4,800円、準1級: 5,800円、1級: 6,800円(すべて税抜)
参加者は検定会場に指定されたロボットキットを持参する必要があります。合格基準は100点満点で70点以上が求められます。合格した受験生には、合格証明書と認定バッジが授与されます。
参加申し込みと組織について
ロボット検定に参加するには、公式ホームページから申し込む必要があります。詳細な手順や必要事項はウェブサイトに記載されています。
また、一般社団法人ロボット技術検定機構は、2010年に設立され、全国でロボット検定を実施しています。次世代を担う青少年を育成することを目指しており、学校でのロボットやプログラミング教育を支援するための出張授業や教員研修も行っています。
更に、教育機関向けには「準会場」の募集も行っており、認定を受けることで自施設でロボット検定を実施できるようになります。これにより、参加者は地元での検定を受けやすくなり、教育機関にとっても集客の機会を増やします。
具体的なお問い合わせや申請については、公式サイトをご覧ください。