NECがPRIDE指標2025において6年連続のゴールド評価を獲得
日本における企業のインクルージョン&ダイバーシティの推進が進む中、NECがPRIDE指標2025において最高評価である「ゴールド」を6年連続で獲得しました。この評価は、同社のLGBTQやセクシュアル・マイノリティへの取り組みが高く評価された結果です。今回は、その背景となる具体的な活動について詳しく見ていきましょう。
2025年の具体的な施策
NECが行った具体的な取り組みの一例として、2025年1月にトランスジェンダーの経験を描いた映画「息子と呼ぶ日まで」の上映があります。この上映会には、監督の黒川鮎美さんと主演の合田貴将さんが参加し、全社員向けにトークショーも開催されました。参加者は、当事者の視点から様々な気づきや感動を得ることができました。
また、プライド月間である6月には、著名な女装パフォーマー・ライターのブルボンヌさんによる講義が行われ、NECの執行役でLGBTQ Allyコミュニティのエグゼクティブスポンサーを務める雨宮邦和氏との対談も実施されました。この取り組みでは、セクシャリティへの理解を深めることが強調されました。
この時期には、NECの6つの拠点において、LGBTQのレインボーをテーマにした食材を使った特別ランチが提供され、社員間での交流を促進する楽しい時間となりました。
さらに、2025年8月には全社向けのe-Learningプログラム「インクルージョン&ダイバーシティ研修2025」を実施し、PRIDE指標2025に関する内容を扱いました。これにより、社内全体での意識を向上させる努力がなされています。
継続的な取り組み
NECは、ダイバーシティ&インクルージョンをテーマにしたキャリアフォーラム「DIVERSITY CAREER FORUM」に10年連続で出展しています。このフォーラムには、累計で16万人以上の学生や求職者が参加しており、同社の取り組みが広く認知される機会を提供しています。
また、社内では「LGBTQ Allyの仲間を増やす会」という組織が設立され、50名以上の社員が積極的に勉強会や映画観賞会の開催を通じてLGBTQに対する知識を深めています。さらに食堂では、コラボランチメニューの提供も行われており、楽しく参加しやすいシステムが整っています。
社内規定と人権方針
NECでは2019年に「同性婚を含む事実婚」と「法的な婚姻」を同等に扱う社内規定を改定しました。これは、社員が多様な形態のパートナーシップを尊重される環境を創出するための大切な一歩です。
また、「NECグループ人権方針」においては、LGBTQやSOGI(Sexual Orientation and Gender Identity)に関する方針を明確にし、あらゆる差別を許さない姿勢を堅持しています。個人の尊厳を守ることが、企業活動の核に据えられています。
未来に向けたビジョン
NECは今後も、2025中期経営計画に掲げる「ダイバーシティの加速」を基に、引き続きインクルージョン&ダイバーシティの推進に取り組む姿勢を貫きます。国籍や年齢、宗教、性別、性的指向、性自認、能力の有無を問わず、多様な人材が最大限に力を発揮できる職場環境を目指し、具体的な施策を実施していきます。
まとめ
NECのLGBTQに対する取り組みは、社会的含意を持つ課題として広く認知されるようになってきました。その取り組みの成果が「ゴールド」認定という形で評価されることは、企業の責任を果たすだけでなく、今後のビジネス成長に向けた大きな推進力となるでしょう。これからもNECの活動に注目していきたいと思います。