ゾーホージャパンの新たな挑戦
ゾーホージャパン株式会社が、広範囲な環境に対応する新しいファイアウォールログ解析ツール「Firewall Analyzer」Enterprise Editionを発表しました。これにより、大規模な企業やマネージドセキュリティサービスプロバイダー(MSSP)が、ファイアウォールログ解析やルール管理を効率的に行えるようになります。今回はこの新しいツールの特徴や利点について詳しく見ていきます。
Enterprise Editionの特徴
「Firewall Analyzer」のEnterprise Editionは、これまでのProfessional Editionに加え、大規模な環境に特化した分散構成を持つのが大きなポイントです。特に複数の拠点にファイアウォールやプロキシサーバーを設置している企業には最適です。この新しいエディションを契約することで、膨大なログデータを一元管理することができ、効率的な解析が実現します。
このツールは、セントラルサーバーと複数のプローブサーバーによって構成され、最大500台のデバイスを管理可能です。すべてのサーバーは、セントラルサーバーを介して一元的にデータを把握でき、管理がひと目でわかります。
さらなる利便性
新たに追加された機能には、アラート通知機能があります。これは異常が発生した際に、管理者にリアルタイムで通知される機能です。また、ルール管理機能も強化されており、ファイアウォールの設定を最適化するためのサポートも充実しています。
特に、複数の顧客を持つ企業にとって、ログ解析の一元管理は非常に価値のある機能です。これにより、効率的なセキュリティ管理が可能となり、リスクを軽減することが期待できます。
ゾーホージャパンの取り組み
ゾーホージャパンは、「Network Configuration Manager」という別のツールも展開しています。このツールもEnterprise Editionとして大規模環境に特化した機能を有しており、企業内のネットワーク機器の管理をよりスムーズにすることができます。
企業の成長と実績
ゾーホージャパン株式会社は、インドのZoho Corporationの日本法人です。今回のツール発表は、IT運用管理におけるさらなるシンプル化を目指すもので、これまで中堅・中小企業からも数多くの導入実績があります。現在では9,000ライセンスを超える実績を持ち、多くの企業に選ばれています。
今後の展望
今後、ゾーホージャパンはさらに多様化するIT環境に対応するため、製品の改良や新機能の追加を進めていくでしょう。また、Globalな顧客にも対応し、より多くの企業に安全で効率的なネットワーク管理を提供していくことが期待されます。
まとめ
ゾーホージャパンがリリースした「Firewall Analyzer」Enterprise Editionは、大規模な環境でのファイアウォールログ解析を一元管理できる優れたツールです。これにより、企業はセキュリティ面での課題を解決し、より効果的なIT運用が実現できるようになります。今後の製品展開にも目が離せません。