次世代カーボン素材の革新
2024-09-12 18:59:16

次世代カーボン素材を用いた電池革新が進展中!宮城の3DCがNEDO支援に選出

次世代カーボン素材の未来を切り拓く株式会社3DC



宮城県仙台市に本社を置く株式会社3DCは、次世代カーボン素材「Graphene MesoSponge®(GMS)」の開発・製造・販売に注力している企業です。この度、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催するGX分野における実用化研究開発・量産化実証支援事業に選ばれました。このプロジェクトによって、3年間で5億円の助成金が提供され、GMSを用いたリチウムイオン電池向け導電助剤の研究を加速させることが期待されています。

3DCの目指すもの


3DCは、2050年に向けたカーボンニュートラル社会の実現を目指しています。GMSは独自の三次元構造を持つ次世代の炭素材料であり、導電性や多孔性に優れた特性を生かして、従来の炭素材料では解決できなかったリチウムイオン電池の性能向上に寄与します。
特にGMSは、電池の容量を向上させつつ、他の特性が劣化するトレードオフ問題を解消するため、世界的に注目されています。

NEDOのGX事業について


NEDOのGX事業は、カーボンニュートラルや資源循環、経済安全保障といった社会課題の解決に向けた革新的技術の研究開発を支援するものです。この事業は、実用化研究開発(STSフェーズ)、実用化研究開発の後期(PCAフェーズ)、量産化実証(DMPフェーズ)という3つのステージで構成されており、3DCはSTSフェーズに選ばれました。これにより、次のフェーズへの進行が可能となるため、さらなる研究開発の道が開かれています。

GMSの特性とその利点


Graphene MesoSponge(GMS)の最大の特長は、炭素1原子分の厚みの三次元構造です。この革新的な素材は、柔軟で多孔的な構造を持ち、電池に必要な導電性を高めつつ、電池の性能向上に寄与します。3DCは、GMSの量産化を目指し、2024年2月から市場投入を予定しています。すでに、いくつかの企業との実証試験も進めており、次世代電池に向けた期待が高まっています。

企業の成長と支援


3DCは設立からわずか2年で、これまでに29.7億円の資金調達を実現しています。2024年には、複数の助成金にも採択されており、事業のさらなる成長が見込まれています。これにより、環境にやさしい真の脱炭素社会の実現に向けて、技術革新を推進しています。

採用情報


現在、3DCはカーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを強化するため、電池応用研究や材料分析、技術営業、事業開発などの職種での人材を募集中です。興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

まとめ


株式会社3DCは、次世代カーボン素材を使用したリチウムイオン電池の研究開発を推進することで、持続可能な社会の実現に寄与しようとしています。NEDOからの支援を受け、今後の更なる成長が期待されており、その動向に注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社3DC
住所
宮城県仙台市青葉区片平2-1-1国立大学法人東北大学 産学連携先端材料研究開発センター
電話番号
022-797-8073

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