Green CitiesとPLACEの提携
近年、都市デザインの重要性がますます高まっています。環境問題や地域経済の活性化を目指す中、株式会社Green Cities(本社:東京都世田谷区、代表取締役:山﨑満広)は、アメリカ・ポートランドの先進的なランドスケープデザイン事務所PLACE(本社:オレゴン州、代表:Zeljka Carol Kekez)との提携を発表しました。この連携により、両社は地域の持続可能な発展に向けた包括的なアプローチを目指します。
Green Citiesのビジョン
Green Citiesは「都市と地域の進化をデザインする」をテーマに、全国の自治体や民間企業と協力し、都市開発や地域ビジョンの策定を行っています。前の国際事業開発責任者を務めた山﨑満広がリーダーシップを発揮し、ユーザーのニーズに応じた柔軟なプランニングが強みです。
PLACEの特徴
PLACEは、国際的に評価されるランドスケープおよび都市デザイン会社で、米国ポートランドに拠点を置いています。約25名の専門家からなるチームは、環境への責任を重視し、世界中のコミュニティをつなぐことに注力しています。
共同によるプロジェクト背景
Green CitiesとPLACEは、すでにポートランドと日本においてまちづくりプロジェクトでの連携を深めてきました。具体的な取り組みとしては、2014年のミズベリングや今帰仁村のエコリゾートプロジェクト等があります。これらの経験を活かし、両社は自らの専門知識と技術を融合させ、地域特有のニーズに応じたコンサルティングサービスを提供します。
地域経済の活性化
この提携により、Green CitiesとPLACEは、環境を守りつつ地域の資源を活用したプロジェクトのデザインを推進します。これにより、地域経済の活性化や安定化を促す一方、誰もが暮しやすく持続可能な都市を実現するためのヒューマンスケールのまちづくりを提案しています。地域独特の文化や歴史、風土を尊重しつつ、その土地ならではの魅力を最大限に引き出すことを目指します。
各プロジェクトの内容
Green Citiesが手掛けた主なプロジェクトには、柏の葉スマートシティキャンパス北部拡張計画や高輪ゲートウェイシティのグランドデザインなどがあります。特に、MUJI Portland旗艦店のアドバイザーとしても知られる山﨑氏は、常に時代の先を見据えたデザインを提案しています。
一方、PLACEは、NIKEの世界本社キャンパスやMICROSOFTのイノベーションプラザ、ポートランド国際空港のメインターミナルなど、数々の成功事例を保有しており、これらの経験も今後の日本でのプロジェクトに活かされるでしょう。
結論
Green CitiesとPLACEの連携は、地域の可能性を引き出し、持続可能なまちづくりを進めるための新たなステップです。両社の強みを組み合わせることで、より良い暮らしを提供する都市環境が実現できるのではないでしょうか。地域の人々や関係者と共に、その街らしさを再発見し、Sense of Placeを感じることができるデザインへの期待が高まります。