ウィルオブ・コンストラクションが外国籍施工管理技士の派遣サービスを始動
株式会社ウィルオブ・コンストラクション(東京都新宿区)は、建設業界の人手不足解消に向けて、外国籍施工管理技士の派遣サービスを本格的に始めました。この取り組みは、2025年度までに200名の採用を目指し、そのうち170名を外国籍の施工管理技士として現場に派遣することを計画しています。初めての試みとしてインドネシアをはじめとした国々で人材の採用を行い、特にインドネシアでは地元の三つの大学と提携を結び、優秀な学生を対象にしたJOBフェアや説明会を積極的に実施します。
背景にある建設業界の課題
日本国内では、建設現場において日本人の若手技術者の採用が困難になってきています。特に建築や土木、電気設備といった専門領域では、若手の確保が難しいという現実があります。このため、技能実習生や特定技能制度を利用した外国籍の施工管理技師の需要が高まっており、日本の現場でも外国籍の技術者が重要な役割を果たす時代が到来しました。海外には専門教育を受けた技術者が多数存在しており、これらの人材を活用することで、日本の建設業界の安定性と生産性が大きく向上する可能性があります。
各国との連携による安定した採用基盤
ウィルオブ・コンストラクションでは、実際にインドネシアのBina Nusantara University、Universitas Muhammadiyah Jakarta、Universitas Trisaktiの三大学との提携を進めています。これにより、学生や卒業生に対して求人情報を提供し、大学内での面接機会を設けています。また、来日前には日本語教育や建設用語の研修を行い、日本における職場環境への適応をサポートします。こうした取り組みを通じて、外国籍技術者の採用後の定着率の向上を図っています。
施行管理技士が選ばれる理由
特に、ウィルオブ・コンストラクションが目指すのは、採用した外国籍施工管理技士に長期的なキャリアを提供することです。入社後には、現場での実務経験だけでなく、資格取得支援や生活サポートも行い、安心して働ける環境作りに注力しています。これにより、技能と知識を持つエンジニアを育成し、持続可能な建設現場の実現を目指します。
会社の紹介と未来への展望
株式会社ウィルオブ・コンストラクションは、2011年に設立されました。東日本大震災をきっかけに事業を開始し、施工管理技士向けの専門的な求人サービスを展開しています。今後も、各国との提携を強化し、日本の建設業界の人材不足を解消するための新たな施策を打ち出していくことが期待されています。また、さらに多様で持続可能な労働環境の実現に向けた取り組みを進めていくことで、建設業全体の活性化を図っていく方針です。会社の詳細情報や今後の活動は、
公式ウェブサイトでも確認できます。