東北の働く幸せを探る「はたラボ」の設立
株式会社Pallet(本社:宮城県仙台市)が新たに設立した「東北はたらく幸せ研究所」、通称「はたラボ」が注目を集めています。この研究所は、東北地方の働き方や労働環境に関する調査を行い、その結果をもとに働く人々の幸福感を向上させるための取り組みを行うことを目的としています。
設立の背景
東北地方は美しい自然に恵まれ、豊かな文化を持ちながらも、人口減少や高齢化などの課題に直面しています。企業や団体は、労働力の確保や定着、生産性向上に悩むことが多く、これらの問題を解決するための支援が求められています。Palletは、創業以来このような組織の課題解決に取り組み、一人ひとりが幸せを感じる社会を実現しようと努力してきました。
しかし、地域の特性に基づく調査研究は不足しており、東北の働く人々の実際の状況を把握し、適切な提案を行うことが必要です。そこで、「はたラボ」が設立されました。ここでは、東北における働き方の解析を進め、未来志向の解決策を模索していきます。
はたラボのテーマ
「はたラボ」では、以下の3つのテーマに基づき研究を進めていきます。
1. エンゲージメントと幸福度
東北における職場でのエンゲージメントが他地域に比べて低い可能性があり、この現状を分析し改善策を導き出す必要があります。
2. 人事部門の役割
人事部門が適切に機能していないことが多く、人材を効果的に活用できていない企業も存在します。人事戦略の重要性を明らかにし、強化を図ります。
3. 女性の活躍支援
女性が職場で活躍できる環境が整備されていないことは、地域経済に負の影響を及ぼしています。この課題に取り組むことで地域の経済活性化へつなげていきます。
現在の取り組み
現在、「はたラボ」では「東北のはたらく幸せに関する調査」を進めています。この調査により、東北における労働者の幸福度とその課題を明らかにする詳細レポートを後日発表予定です。
今後の展望
今後は、以下の具体的な取り組みが予定されています。
1.
調査結果の共有: オンラインに調査結果を公開し、研究者や企業が自由にアクセス可能なリソースとします。
2.
定期レポートの発行: 「東北はたらく幸福度」に関するレポートをまとめ、現状把握や課題の明確化に役立てます。
3.
行政との連携: 地域自治体との連携を強化し、社会の幸福度向上に向けて提言を行います。
所長からのメッセージ
所長の羽山暁子は、「はたラボ」の設立を通じて地域の皆様とともに働く幸せを育むことを心から楽しみにしています。豊かな自然や文化に恵まれた東北には、働き方に特有の課題も多く存在します。この研究所は、皆様と共にその解決策を模索し、より良い未来に貢献することを目指しています。今後ともご支援とご助言をいただければ幸いです。