SAS Sustainable Eco Delivery Starts at SBS Group
SBSグループが2024年11月1日より、新サービス「SBS Ecoロジ便」の提供を開始します。このサービスは、近年のEC物流の需要に伴い、宅配の利便性を保ちながら環境負荷を減らすことを目指したものです。サステナブルな社会への対応としての一環として始まります。
なぜ「SBS Ecoロジ便」なのか?
2024年に直面する物流の課題を考慮し、特に注目されたのが再配達によるCO2排出量です。国土交通省の調査によると、再配達から生じるCO2は年間250,000トンを超えるという結果が出ています。これを踏まえ、再配達率の削減は急務であるとSBSグループは認識しています。これに対して、置き配を積極的に導入し、物流サービスの効率化を図るのが「SBS Ecoロジ便」です。
サービスの特徴
新サービスの大きな特徴は、以下の3つです。
- - リーズナブルな配送価格: 60サイズで300円からの料金設定が顧客にとっての魅力です。
- - 環境保護: 再配達率を低下させることで、CO2排出の削減にも貢献。
- - ドライバー不足の解消: 置き配をすることで配送効率を向上させ、運送業界の深刻なドライバー不足への対策にもつながります。
「SBS Ecoロジ便」は関東エリアからスタートし、その後全国に拡大する計画です。
環境への配慮と事業の進化
SBSグループは中期経営計画「SBS Next Stage 2025」の一環として、環境に配慮した物流に沿った事業展開を進めています。近年の環境意識の高まりを受けて、エコロジカルなアプローチは企業の責任ともされています。したがって、「SBS Ecoロジ便」はサステナブルな物流の一例として、消費者への新たな価値を提供することを目指しています。
具体的なサービス内容
「SBS Ecoロジ便」では、以下のサイズや重量制限のもとで配達が行われます。
- - 60サイズ・5kgまで300円
- - 100サイズ・10kgまで330円
- - 140サイズ・20kgまで360円
対象地域は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県で、今後は拡大を予定しています。
企業情報
SBSホールディングス株式会社は1987年に設立され、物流サービスの進化を続けています。2023年度の売上高は4319億円で、従業員は22,562名以上。持続可能な社会に向けたサービスを展開し続けるSBSグループの活動に注目が集まります。
今後も「SBS Ecoロジ便」は、環境と顧客ニーズに応える新しい形の配送サービスとして、社会における重要な役割を果たすことでしょう。