打刃物の魅力
2025-07-07 10:42:41

打刃物の伝統と技術が生み出す迫力のアート展覧会

打刃物の奇跡が織り成す鋭刃の饗宴



2025年、大阪・関西万博の会場で開催される『Resolution of LOCAL JAPAN展』において、兵庫県三木市と福井県越前市から、歴史と技術の結晶である2体の巨大金物オブジェが初めて同時に展示されます。この『金物鷲』と『昇龍』は、日本の打刃物文化の素晴らしさを伝えるための重要な存在です。

伝統の技が生み出すアート


兵庫県三木市は、古くから名刀や刃物の産地として知られ、その伝統は数世代にわたって受け継がれています。一方、福井県越前市もまた、打刃物の技術を誇る地域です。両地域がコラボレーションし、『金物鷲』と『昇龍』という象徴的なオブジェが制作されました。

金物鷲


『金物鷲』は、昭和7年に三木町を襲った大水害の復興を祈念して制作されました。その両翼は約5メートルにも及び、圧倒的な迫力を持っています。見る人々に希望と力を与える存在です。

昇龍


『昇龍』は、越前打刃物の創始者である刀匠千代鶴国安の伝説に基づいています。長さ3.6メートルのこのオブジェは、開祖が夢に見た“昇天する龍”を具現化したものです。今回の展覧会が、越前市外での初公開となります。

万博での共同展示


この2体は、LOCAL JAPAN展の最も大きなブースで共同展示されます。地域の伝統や職人の技が詰まった作品を、間近で見られるこの機会は貴重です。特に、なかなか見ることのできない『昇龍』の姿を目にすることができるのは、このイベントならではの特典です。

職人の手仕事


打刃物には、数百年にわたって培われた技と心が込められています。これこそが、日本のものづくりの真髄です。伝統的工芸品に指定されたこれらの作品は、現在も日本文化、特に伝統建築や和食を支える重要な役割を果たしています。

地域と万博


万博首長連合は、万博をきっかけに地域資源を生かした活動を行い、地域間の連携と共創を進めています。今回のLOCAL JAPAN展は、ただの物品展示にとどまらず、地域の人々が誇る伝統文化を発信し、未来へとつなげる重要なステップとなります。

2025年の大阪・関西万博は、43の地域や文化が協力し合って形成されるイベントで、多様な伝統芸能や工藝、和食が紹介される予定です。このイベントを通じて、訪れる人々は日本の美しい文化の奥深さを体験することができるでしょう。

入場は無料で、万博会期中の4日間、10時から20時まで展示が行われます。『打刃物の奇跡が織り成す鋭刃の饗宴』をぜひ体感してください。詳細はLOCAL JAPAN展の特設サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
2025年日本国際博覧会とともに、地域の未来社会を創造する首長連合
住所
大阪府松原市阿保1-1-1
電話番号

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