バスク州ウェビナー
2024-11-20 16:47:20

日本企業に向けたバスク州の洋上風力産業ウェビナー開催

日本企業向けのバスク州洋上風力産業ウェビナー



2024年9月18日、バスク州の洋上風力産業を紹介するウェビナーが開催されました。このイベントは、Basque Trade and Investment(BT&I)および一般社団法人日本風力発電協会(JWPA)の協賛により実施され、参加企業に向けてバスク州の産業基盤と技術力を伝える重要な機会となりました。

ウェビナーの概要


ウェビナーでは、まずバスク州政府が州の概要や産業の強みについて詳しく説明しました。次に、浮体式洋上風力発電の分野で活動を行うVicinay Marine社が、小型の係留事業の導入事例やその具体的な取り組みをパネルディスカッション形式で紹介しました。更に、関西電力株式会社とイベルドローラ・リニューアブルズ・ジャパン社からは、それぞれの観点から事業概要や協力体制に関する発表が行われました。

バスク州の産業戦略


バスク州は、1990年代からエネルギー産業の基盤を築いてきました。約150社、5000人がこの業界に従事し、地域経済における重要な役割を担っています。バスケット式風力は今後5〜10年で更なる深海設置に向けて技術開発が進む見込みです。バスクは、その優れた技術力を活かし、国際的な存在感を増しています。

日本企業にとって、バスクは欧州の有力なパートナーになる可能性があり、JWPAの国際部長である上田氏は、バスクの視察を勧めています。加えて、日本企業のバスク企業とのオンライン接点についても触れ、「WindEurope」などのイベントや企業訪問を通じて新たな交流が生まれることを期待しています。

登壇者のプロフィール


ウェビナーでは、関西電力の朝川誠氏とイベルドローラの中山智佳子氏が登壇し、それぞれの業務経験を生かしたプレゼンテーションを行いました。朝川氏は、世界各国で洋上風力発電事業に取り組む中で、幅広い技術経験を持ち、特に浮体式風力技術に注力しています。一方、中山氏は、国内外でのプロジェクトマネジメント経験を通じて、多様な再生可能エネルギー事業に関わっています。

バスクの浮体式風力への期待


浮体式風力技術の進展は、特に日本の地理特性を考慮すると、非常に重要です。日本は急峻な地形が特徴ですが、海域には広大な排他的経済水域(EEZ)が存在し、沖合に出ると水深が深まります。これにより、浮体式技術の需要が高く、日本企業との協業の機会も拡大します。

バスクの浮体式風力技術に対する関心は高まりつつあり、特にSaitec社とのDemoSATHプロジェクトが注目されています。このプロジェクトは、商業実証に向けての重要なステップとされており、今後の技術開発にも影響を与えるでしょう。

質疑応答セッション


ウェビナーの最後には、参加者からの質問に対する回答も行われました。関西電力の朝川氏はDemoSATHプロジェクトの発電方式のメリットを説明し、Vicinay Marine社のXabier氏は日本市場での取り組みを語りました。このような質疑応答の場があったことで、参加者はさらに具体的な情報を獲得し、バスク州との連携の可能性について新たな洞察を得ることができました。

感想


今回のウェビナーは、バスク州の洋上風力産業に対する深い理解を促進する素晴らしい機会でした。日本企業がバスクと協力することで新しいビジネスの幅を広げることが期待されます。今後の連携が楽しみです。


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会社情報

会社名
Basque Trade & Investment
住所
港区虎ノ門1-17-1虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
電話番号

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